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JIS L0841:2004 pdfダウンロード

JIS 09-24
JIS L0841:2004 pdfダウンロード

JIS L0841:2004 pdfダウンロード。日光に対する染色堅ろう度試験方法 Test methods for colour fastness to daylight
1. 適用範囲
この規格は,染色した繊維製品の日光に対する染色堅ろう度を評価するための試験方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 105-B01:1994, Textiles−Tests for colour fastness−Part B01 : Colour fastness to light : Daylight, Amendment 1 (1998) (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
備考 ISO 105-A01:1994,Textiles−Tests for colour fastness−Part A01 : General principles of testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS L 0804 変退色用グレースケール
備考 ISO 105-A02:1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part A02 : Grey scale for assessing change in colourからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 JIS L 0886 ホトクロミズムの検出及び評価に対する試験方法 備考 ISO 105-B05:1993,Textiles−Tests for colour fastness−Part B05 : Detection and assessment of photochromismからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス
3. 要旨
試験片をブルースケールと共に規定の方法に基づいて露光し,試験片の変退色とブルースケールの変退色とを比較して,その堅ろう度を判定する。
4. 試験の種類 試験の種類は,次の5種類とし,試験の目的に応じてこれらのうちから選んで試験を行う。
a) 第1露光法 一つの試験片を1組のブルースケールとともに露光し,試験片の染色堅ろう度を試験する。 b) 第2露光法 複数の試験片を1組のブルースケールと同時に露光し,それぞれの試験片の染色堅ろう度を試験する。
c) 第3露光法 一つの試験片又は複数の試験片を目的とするブルースケール及び目的とするブルースケールよりも1級低いブルースケールとともに露光し,試験片が目的とするブルースケールと同等の染色堅ろう度をもっているかどうかを試験する。
d) 第4露光法 一つの試験片又は複数の試験片を目的とするブルースケールとともに露光し,試験片が目的とするブルースケールと同等の染色堅ろう度をもっているかどうかを試験する。
e) 第5露光法 所定量の放射露光量で試験片を露光し,試験片の染色堅ろう度を試験する。
5. 材料及び装置 材料及び装置は,次による。
a) ブルースケール ブルースケールは,表1のとおり使用する染料及び繊維によって1級から8級に分類する。ブルースケールは,使用する繊維を平織物とした後,精錬漂白し,等級ごとに指定した染料を用いて染めた青色染布とする。
b) 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。
c) 露光装置 露光装置は,試験片及びブルースケールを,風雨など気候要素から保護するために,試験片取付面から少なくとも50 mmの距離に磨き板ガラス(1)を置き,過剰に高温にならないように通風をよくしたものでなければならない。
注(1) JIS R 3202に規定する厚さ4 mm±1 mmのもので,透過率は,波長300 nm〜320 nmで1 %未満,波長380 nm〜750 nmで少なくとも90 %のものとし,使用期間1年以内に取り替えることが望ましい。
d) 不透明覆い 不透明覆いは,通常,日光に対して完全に不透明な白厚紙(以下,覆いという。)とし,その他の薄い不透明物,例えば,アルミニウムはくをはり付けた板紙などを用いた場合には,その旨を記録に付記する。
e) 白厚紙 白厚紙は,厚さ約0.5 mm,Y値が70 %以上,かつ,蛍光を含まない白色の厚紙で,判定に影響を与えないものでなければならない。
f) 灰色下敷及びマスク 灰色下敷及びマスクは,JIS L 0801の5.のf)(灰色下敷及びマスク)に規定するもの。
6. 試験片の調製
試験片の調製は,次による。
6.1 試料が布の場合 試験片の大きさは,できるだけ6.5 cm×4 cm以上が望ましい。
6.2 試料が糸の場合 大きさが6.5 cm×4 cm以上の白厚紙に,その長辺の方向に密に糸を巻き付ける。
6.3 試料がばら繊維の場合 大きさが6.5 cm×4 cm以上の白厚紙にばら繊維をくしけずって押し付け,白厚紙が見えない程度の薄い層にして取り付ける。
7. 試験の操作 試験の操作は,次による。
7.1 試験片及びブルースケールをそれぞれ同時に露光装置に取り付けて露光し,1日24時間連続して暴露を行う。露光装置は,薬品のガス,煙,ほこりなどがなるべくかからない場所を選んで置き,試験片及びブルースケールが南面して,その傾斜が地面に対してその場所の緯度にほぼ相当する角度になるようにする。

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