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JIS A1435:2013 pdfダウンロード

JIS 09-17
JIS A1435:2013 pdfダウンロード

JIS A1435:2013 pdfダウンロード。建築用外装材料の凍結融解試験方法 Method of test for resistance of exterior materials of buildings to freezing and thawing
1 適用範囲
この規格は,建築物の外装に使用される材料(以下,外装材料という。)のうち,工場で板状に成形製造した無機質材料の凍結融解作用に対する抵抗性を試験する方法について規定する。
2 試験の種類
試験の種類は,試験片に対する凍結条件,融解条件及び水の供給方法によって表1のとおり区分する。
3 試験方法
3.1 水中凍結水中融解法
3.1.1 試験装置 凍結融解試験装置は,凍結融解サイクルを与えるのに必要な冷却・加熱装置,試験槽,温度測定装置及び制御装置から構成する。
3.1.1.1 冷却・加熱装置 温度管理用試験片の中心部温度を所定時間内に凍結時−20±2 ℃,融解時10±2 ℃にすることができ,かつ,試験槽内の冷媒温度を+20 ℃〜−25 ℃の範囲に制御できる能力をもつもの。
3.1.1.2 試験槽 槽内の温度分布を均一にするための循環装置をもつもの。
3.1.1.3 温度測定装置 温度管理用試験片の中心部温度を±1 ℃以内の精度で測定でき,連続して記録できるもの。
3.1.1.4 凍結融解サイクルの試験装置 凍結融解の切替え及び温度管理を自動的に制御できるもの。
3.1.1.5 試験片容器 内面に突起部をもつゴム製のもの(又は,それと同等の機能をもつもの)。容器の例を図1に示す。
3.1.2 試験片 試験片は,次による。
a) 試験片の寸法は,長さ×幅を200 mm×100 mm又は400 mm×100 mmとし,厚さは製品の厚さとする。試験片が前記寸法未満の場合は,製品の寸法とする。
b) 試験片の表面,裏面及び小口面の処理は行わない。
c) 試験片の数量は,5個とする。
3.1.3 試験方法 試験方法は,次による。 a) 凍結融解試験に先立ち,試験片を48時間水中に浸せきさせる。
b) 凍結融解中,試験片は常に約3 mm厚さの水で全面が覆われていなければならない。
c) 試験中の温度管理は,試験片と同じ種類の温度管理用試験片の中心部温度で行う。試験片中心部温度と試験片表面温度との関係が明確な場合は,試験片表面温度で管理してもよい。
d) 凍結融解の条件は,試験片の中心部温度が冷却時の最低温度で−20±2 ℃,融解時の最高温度で10±2 ℃とする。 なお,試験開始直後の1サイクル及び試験中断後の最初の1サイクルは,室温から開始する。
e) 凍結融解の1サイクルに要する時間は,3時間以上5時間以内とし,融解に要する時間を1サイクルの25 %以上とする。
d)の条件を満足できない場合,1サイクルに要する時間の延長はしてもよいが短縮はできない。
f) 試験槽内の冷媒の温度は,+20 ℃〜−25 ℃の範囲を超えてはならない。
g) 凍結融解サイクル数は,各対象材料ごとに定める。また,測定サイクルごとに試験片の上下左右を入れ換える。
h) 試験を中断する場合は,試験片を−10 ℃以下の凍結状態で保存する。

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