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JIS A1122:1989 pdfダウンロード

JIS 10-12
JIS A1122:1989 pdfダウンロード

JIS A1122:1989 pdfダウンロード。硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験方法 Method of test for soundness of aggregates by use of sodium sulfate
1 適用範囲
この規格は,硫酸ナトリウムの結晶圧による破壊作用を応用した骨材の安定性試験方法について規定する。JIS A 5002に示された構造用軽量コンクリート骨材のうち,人工軽量骨材を除く天然軽量骨材及び副産軽量骨材にも,この規格が適用できる。
注記 この試験は,気象作用に対する骨材の安定性を判断するための一つの情報を与える。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法
JIS A 5002 構造用軽量コンクリート骨材
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬) JIS K 8986 硫酸ナトリウム十水和物(試薬)
JIS K 8987 硫酸ナトリウム(試薬)
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい 3 試験用器具 3.1 ふるい ふるいは,JIS Z 8801-1に規定する公称目開きが150 μm,300 μm,600 μm及び1.18 mm,2.36 mm,4.75 mm,9.5 mm,16 mm,19 mm,26.5 mm,37.5 mm 1) の金属製網ふるいとする。
注1) これらのふるいは,それぞれ0.15 mm,0.3 mm,0.6 mm及び1.2 mm,2.5 mm,5 mm,10 mm,15 mm,20 mm,25 mm,40 mmふるいと呼ぶことができる。
3.2 金網かご 骨材を入れる金網かご2) は,箇条4に規定する試験用溶液に侵されないもので,その網目は,骨材粒がこぼれ落ちないように十分に細かいものとする。
注2) 側面,底面などに穴をあけて,骨材に付着している試験用溶液が切れるようにした容器を用いてもよい。
3.3 容器 骨材を試験用溶液に浸すために用いる容器は,溶液に侵されないもので,箇条6 b)の操作ができるものとする。
3.4 はかり 細骨材用のはかりは目量0.1 g,粗骨材用のはかりは目量1 g又はこれより小さいものとする。
3.5 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,105±5 ℃に保持できるものとする。
4 試験用溶液
4.1 試験用溶液 試験用溶液は,次のようにして作った硫酸ナトリウム飽和溶液とする。25〜30 ℃の清浄な水1 Lに,JIS K 8987に規定する特級の硫酸ナトリウム(無水)(Na2SO4)を約250 g又はJIS K 8986に規定する特級の硫酸ナトリウム十水和物(結晶)(Na2SO4・10H2O)を約750 gの割合で加え,よくかき混ぜながら溶かし,約20 ℃となるまで冷やす。溶液は,48時間以上20±2 ℃の温度に保った後,試験に用いる。試験時には,容器の底に結晶が生じており,密度は,1.151〜1.174 g/cm3でなければならない。ここで,試験用溶液の密度の値は,質量と体積との関係から算出するか,密度浮ひょう又は比重浮ひょうを用いて確認する。
4.2 塩化バリウム 試験用溶液の骨材への残留の有無を調べるための塩化バリウム(BaCl2)は,JIS K 8155に規定する特級を用いることとし,その溶液濃度は5〜10 %とする。
5 試料
5.1 細骨材試料 細骨材を試験する場合の試料は,次による。 a) 試料は,代表的なものを約3 kg以上採取する。10 mmふるいにとどまる粒は,細骨材として取り扱わない。
b) 試料の一部を用いて,JIS A 1102によってふるい分け試験を行い,表1に示す粒径による群に分け,各群の質量分率を求めて3),質量分率が5 %以上となった群について安定性試験を実施する。

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