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JIS A1531:1998 pdfダウンロード

JIS 09-30
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JIS A1531:1998 pdfダウンロード。家具−常温液体に対する 表面抵抗の試験方法 Furniture−Assessment of surface resistance to cold liquids
1. 適用範囲
この規格は,家具の仕上げ面とその表面の常温液体に対する耐久性の評価の方法について規定する。なお,この規格は,家具と同一の方法で仕上げられた,また同じ材料を用いた試験条件に合った試験体にも適用できる。 試験液の種類及び試験期間(5.中から選ばれる)はその明細を明らかにし,また,受渡当事者間が認めたものでなければならない。
試験液は,附属書に規定したものから選ぶが,他の試験液でも必要とあれば使用してもよい。
2. 定義 常温液体の家具表面への適用は,ガラス皿で覆われた円形ろ紙によって行う。指定された期間(時間)の後,円形ろ紙を取り除き,表面を洗って乾燥する。その後,家具の表面の損傷(変色,光沢の変化,水膨れなど)を調べる。
試験の結果は,数字によって表された等級によって評価する。
3. 器具及び試験液
3.1 円形ろ紙 直径約25mmで,坪量400〜500g/m2のもの。
3.2 ガラス皿 縁部が磨かれて,縁のない外直径約40mm,高さ約25mmのもの。
3.3 ピンセット
3.4 ろ紙
3.5 柔らかい吸収性のある布
3.6 観測用光源 等分に光を拡散し,試験部分に1 000〜5 000lxの照明を与える光源。太陽光線又は人工光線のどちらでもよい。
備考 太陽光線を用いる場合には,周囲の木立や建物の影響を受けてはならない。人工光源の場合には,色温度が5 000〜6 550kで平均演色評価数 (Ra) が92を超える光線にしなければならない。
3.7 直射光 60Wのつや消し電球で,試験部分にはその電球の光だけが入るようにし,試験者には直接当たらないように仕切る。電球と試験面とを結ぶ線が水平面となる角度は30〜60°でなければならない。
備考 図1に示すような観測箱を使用するのもよい。
3.8 試験液 試験液の温度は,23±2℃とする。
3.9 蒸留水又は脱イオン水 蒸留水又は脱イオン水の温度は23±2℃とする。
3.10 洗浄溶液 洗浄溶液は,蒸留水又は脱イオン水(3.9)の1lに対し,15mlの洗浄剤(3.11)を溶かした溶液。この洗浄溶液は,必要な都度,新しく調製すること。
3.11 洗浄剤 洗浄剤は,次のとおりとする。
− 1級アルキル (C10〜C14) アリルスルホン酸ナトリウム12.5% (m/m)
− 最低1%の水溶液で,濁り点が25〜75℃で5〜15のエトキシル基をもつ1級又は2級アルコール (C8〜C16) ポリエトキシル誘導体12.5% (m/m) (濁り点の決定はISO 1065の中に述べられている。) − エタノール5.0% (m/m) − 蒸留水又は脱イオン水 (3.9) 70% (m/m) 洗浄剤はガラス瓶に入れ,冷暗所に貯蔵し,調製後1年以内に使用すること。
4. 試験体の調製及び予備処理 試験体は古いものであっても,試験に良好な状態であれば使用できる。 試験体は,気温15℃以上で通風のよい室内に4週間以上放置しなければならない。
試験状態は,試験の1週間前から始められ,温度23±2℃,相対湿度 (50±5) %の状態下に置かれる。試験体の表面は平滑とし,6.に規定する手順に対応できる大きさでなければならない。 もし,追加試験が必要であれば,十分な場所を確保するのがよい。試験表面は,試験前に乾燥した布 (3.5) で,注意深く拭いておく。
5. 試験期間 試験期間は,表から選択する。それは,家具の表面が自然に使用年数を過ぎた状態に似るために選ぶ。長期的試験期間も同様とする。
6. 手順
6.1 試験表面は水平に維持する。試験箇所の中心間距離は60mm以上とする。試験箇所の中心は,試験表面の縁部から40mm以上離れるようにする。 もし,試験表面の特性を変更する何かの理由がない場合は同時に二つの同様な試験を行ってもよい。
6.2 円形ろ紙(3.1)を試験液(3.8)に30秒間浸した後,ピンセット(3.3)で取り上げ,容器の縁でぬぐう。このろ紙を試験部分に置いて,直ちにガラス皿(3.2)をかぶせる。

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