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JIS A8347:2004 pdfダウンロード

JIS 09-25
JIS A8347:2004 pdfダウンロード

JIS A8347:2004 pdfダウンロード。土工機械 ―劣化防止及び保管 Earth-moving machinery − Preservation and storage
1. 適用範囲
この規格は,土工機械及びその構成要素の劣化防止,劣化防止材料の除去の一般的方法並びに保管及び輸送条件について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 6749:1984,Earth-moving machinery − Preservation and storage(IDT)
2. 適用分野 この規格は,新規に製造された土工機械及び使用中の土工機械(以下,機械という)に適用する。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 劣化防止(preservation) 環境が及ぼす腐食作用,取扱い,輸送及び保管中に発生するおそれのある軽微な損傷から機械を保護するために,製造業者,使用者又はその他が実施する諸活動。
3.2 輸送(transportation) 何らかの方法,すなわち,鉄道,道路,海上,河川及び航空による機械の運搬。
3.3 保管(storage) 機械に劣化防止材料が使用されてから,それが除去されるまでの機械の休止期間。
3.4 劣化防止材料の除去(removal of preservation) 機械の供用に先立って,代理店,使用者及び/又はその他が実施する諸活動。
4. 劣化防止
4.1 一般
4.1.1 劣化防止処置は,何らかの分解,マーキング,劣化防止の準備を含む予備作業,本来的な劣化防止作業及び包装作業からなる。
4.1.2 新車の機械及びその構成部品の劣化防止は,注文書又は売買契約書で他に規定のない限り,製造業者が実施する。
4.1.3 機械及びその構成部品の劣化防止に使用するすべての材料は,この規格又は注文書若しくは売買契約書に規定された他の適切な技術文書が規定する仕様に適合し,かつ,予定された劣化防止期間中の機械の劣化防止を保証するものでなくてはならない。
4.1.4 劣化防止処置を施す機械には,金属表面上の腐食,塗装,金属コーティング又は他のコーティングに損傷があってはならない。 中古車は劣化防止に先立ち,再生修理を行う。
4.1.5 防止処置は,人身の安全及び環境の保全に十分注意を払いながら,適切な条件(外気温度及び湿度)の下で,要求される劣化防止品質を考慮した適切な材料を使用して行う。
4.1.6 劣化防止処置を施した機械には,劣化防止材料の除去方法の指示書を添付する。これらの指示書は,取扱説明書に“劣化防止”の項目を設けて入れてもよい。
4.1.7 劣化防止及び劣化防止材料の除去についての指示書は,ラベルをちょう(貼)付した防水封筒に入れ,機械の目に付きやすい箇所に添付しなければならない。
4.1.8 劣化防止材料についての指示書には,保管及び輸送の条件,劣化防止開始日,及び劣化防止有効期限を明記する。 また,指示書には劣化防止材料の除去方法,分解部品の組立方法,これらの作業に必要な工具及び機器のリストを明記する。
4.1.9 劣化防止作業及び劣化防止材料の除去作業は,必要に応じて,管轄権をもつ関連政府機関が規定する公害を含む一般的な事故防止策に注意を払って実施しなければならない。
4.1.10 要求のある場合,製造業者は劣化防止,包装及び輸送に関するすべての詳細を明記した特別指示書を,機械に添付の文書類に入れる。 例えば, a) 積込み,積下ろしのために,劣化防止材料をきずつけないで機械をつり上げる方法 b) 機械の輸送方法を,開こん(梱)を伴う別の方法に変える場合に必要となる作業のような,再劣化
防止の手順を含む特別な要求事項
4.1.11 タイヤ,ホースなどを,劣化防止材料,それらの近傍で使用される溶剤,直射日光,湿気,その他の自然事象による損傷又は劣化から保護することが重要である。
4.2 予備作業
4.2.1 部分分解及びマーキング
4.2.1.1 分解は最小限にとどめ,次の目的で実施する。
a) 分解しなければ手の届かない部位に劣化防止処置をするため
b) 突きでた構成部品や損傷を受けやすい部品を,損傷,逸失から守るため
c) 機械の全体寸法が規範文書,注文書又は売買契約書に規定された輸送限界に収まるように,全体寸法 を下げるため
4.2.1.2 取り外した構成部品を機械本体にくくり付けるときは,荷扱い時又は輸送中にその位置がずれたり,損傷,逸失しないように固定する。
4.2.1.3 取り外した構成部品をくくり付けるための固定具にも劣化防止処置をする。可能な場合は,逸失を防ぐために,機械本体上のはめ込めるような妥当な箇所に固定する。
4.2.1.4 取り外した構成部品及び機械本体の相手方の部分には,再組立を正しく行えるように適切なマーキングを施してもよい。取り外した構成部品に付ける荷札には防水材を用いるのがよい。

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