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JIS A1453:2015 pdfダウンロード

JIS 09-14
JIS A1453:2015 pdfダウンロード

JIS A1453:2015 pdfダウンロード。建築材料及び建築構成部分の 摩耗試験方法(研磨紙法) Methods of abrasion test for building materials and part of building construction (Abrasive-paper method)
b) 図3に示す各部の材料は,次のとおりとする。 A:JIS K 6253-3によるタイプAデュロメータの測定値が50〜60のゴム B:硬質ゴム
c) 試験用ゴム輪を摩耗輪取付軸に取り付けたとき,がたがなく,面振れが生じないもの。ただし,面振れはダイヤルゲージで測定して,±0.05 mmとする。
4.2 研磨紙 研磨紙は,附属書Aによる。
5 試験
5.1 試験片
5.1.1 試験片の形状 試験片は,直径約120 mmの円形又は試験に支障のない形状で試験片3個を作製する。試験片の中央には,回転盤に取り付けるための直径約6 mmの孔をあける。
5.1.2 試験片の調整 試験片は,適切な方法でその表面を拭い,清浄した後,通常,JIS Z 8703に規定する温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%の条件に保った室内又は恒温恒湿槽に静置する。その期間は当該材料の日本産業規格によるものとし,特にその規定のないものについては,24時間以上とする。 また,塗装を施した試験片の試験面に塗膜厚さのむら,くぼみ,膨れなどの欠点があった場合は,試験前に試験対象面の予備研磨を行い,滑らかに調整する。予備研磨を行った場合は,その回転数を報告する。
5.2 試験の一般条件 試験を行う場所の環境は,JIS Z 8703に規定する温度20±5 ℃,相対湿度(65±20)%の条件を備えるものとする。
5.3 試験手順
5.3.1 摩耗輪の準備 研磨紙を図A.1のようにしたのち,研磨紙面に手油などの汚れを付けないよう注意しながら研磨紙裏面の保護紙を取り,試験用ゴム輪の円周に沿ってちょうど1回転するよう正確に,かつ滑らかに巻き付ける。 研磨紙の幅がゴム輪と一致せず,はみ出すような場合は,一組のゴム輪が取り付けられる試験装置の位置の条件に応じて,それぞれ外側の縁の線に合わせて巻き付ける。これを試験用摩耗輪とし,4.1 c)によってそれぞれの摩耗輪取付軸の所定箇所に正しく取り付ける。
5.3.2 試験片の着脱 試験片は,試験対象面を上にして,回転盤の試験片取付箇所の位置に正確に固定する。取付けに当たり,試験過程中の観察及び測定のための試験片位置のずれなどを生じないよう,その着脱のための位置決めマークを施しておく。
柔軟な材料の取り付けに当たっては,ひだ,しわなどが生じないように試験片固定枠を用いて正確に固定する必要がある。
5.3.3 試験荷重 摩耗輪及びおもりによって試験片に加える荷重は,試験の種類(材質)によって表2に示す2種類のいずれかとする。また,試験荷重は,関連する材料(又は製品)の規格によるものとし,規定がない場合は,通常,2類で試験する。
5.3.4 試験装置の駆動 摩耗輪取付軸におもりを取り付けて規定の試験荷重とし,これを試験片面に載せる。 摩耗粉吸取装置を準備し,その吸込口を試験片面より3±0.2 mm上方に調整して取り付ける。吸取装置の吸引する風量が,表1の規定値となるように吸取装置の目盛を設定して,これを作動させる。 試験片と摩耗輪との位置関係が,3.3の規定に保たれていることを確認して摩耗試験装置の運転を開始する。回転盤の回転速度は,60±2回転min−1とする。 試験に用いる研磨紙は,試験片が100回転するごとに,適切なブラシ,はけなどで付着した摩耗粉を取り除かなければならない。また,研磨紙は500回転ごとに新品と交換する。試験中に摩耗粉が研磨紙の目に詰まるなど,その付着が甚だしく,容易に除去することができなくなった場合,又は研磨紙の損耗が著しい場合には,試験を改めて初めからやり直し,新品との交換頻度を適宜増やして行う。ただし,この場合は試験結果にこの旨を明記する。
5.3.5 試験回転数 試験結果の判定のための総回転数は,測定項目が関連する材料(又は製品)の日本産業規格によるものとする。ただし,その規定がなく,かつ,質量変化によって摩耗程度を評価する場合は,500回転,1 000回転又は受渡当事者間の協定による。

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