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JIS K6270:2018 pdfダウンロード

JIS 09-10
JIS K6270:2018 pdfダウンロード

JIS K6270:2018 pdfダウンロード。加硫ゴム及び熱可塑性ゴム− 引張疲労特性の求め方(定ひずみ方法) Rubber, vulcanized or thermoplastics Determination of tension fatigue (Constant strain method)
1 適用範囲
この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの試験片に,発熱がほとんど生じない範囲の周波数で,ゼロから所定ひずみまでの一定振幅の引張変形を与える疲労試験を行ったときの疲労寿命及び関連する諸特性の求め方について規定する。このような条件下では,試験片に亀裂が発生し,成長して試験片が最終的に破壊に至る。この試験は,適度な応力−ひずみ特性をもつゴムに適しており,一般的には,残留ひずみが10 %以内のゴムを対象とする。
引張変形の与え方は,一定ひずみ振幅及び一定荷重振幅を与える方法があり,更に,1サイクル中にひずみ又は荷重がゼロ点を通る方法,若しくは通らない方法と様々な方法がある。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 6943:2017,Rubber, vulcanized−Determination of tension fatigue(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
警告1 この規格の利用者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全性の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
警告2 この規格で規定している試験を行う上で,使用する物質,生成する物質及び廃棄物が,環境に及ぼす有害性を考慮し,取扱い及び廃棄を含む全ての行為に関しては,これらの関連する法令・規制要求事項に従う。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 6200 ゴム−用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則 注記 対応国際規格:ISO 23529,Rubber−General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方
JIS Z 8401 数値の丸め方 ISO 18899,Rubber−Guide to the calibration of test equipment
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
3.1 引張疲労(tension fatigue) 試験片に繰り返し一定振幅の引張変形を与えることによって,亀裂が発生・成長して破壊する現象。
3.2 疲労寿命(fatigue life) 試験片に繰り返し一定振幅の引張変形を与えて,試験片が破断するまでに要した繰返し回数。
3.3 残留ひずみ(set) 引張疲労によって,試験片の標線間距離が元の標線間距離に対して伸びた割合。
3.4 最大ひずみ(maximum strain) 引張変形1サイクル中で,最大振幅時に試験片に掛かる実際のひずみ。
3.5 試験ひずみ(test strain) 試験開始時に,試験片に与える最大ひずみ。
3.6 最大応力(maximum stress) 試験片に最大ひずみまでの変形を与えたときの応力。
3.7 みかけの最大ひずみエネルギー密度(maximum strain energy density)
試験片に最大ひずみまでの変形を与えたときのエネルギーを試験片の体積で除した値。

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