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JIS T8114:2007 pdfダウンロード

JIS 09-25
JIS T8114:2007 pdfダウンロード

JIS T8114:2007 pdfダウンロード。防振手袋 Vibration isolation gloves
1 適用範囲
この規格は,鉱業,林業,土木建設業,製造業などの事業場において工具,機械などから手袋を通して作業者の手に伝わる振動(周波数範囲31.5〜1 250 Hz)を軽減するための防振手袋(以下,手袋という。)について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 10819:1996,Mechanical vibration and shock−Hand-arm vibration−Method for the measurement and evaluation of the vibration transmissibility of gloves at the palm of the hand (MOD) なお,対応の程度を表す記号 (MOD) は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
注記 対応国際規格:ISO 2041,Vibration and shock−Vocabulary (MOD)
JIS B 7761-1 手腕系振動−第1部:測定装置
注記 対応国際規格:ISO 8041,Human response to vibration−Measuring instrumentation (MOD)
JIS B 7761-3 手腕系振動−第3部:測定及び評価に関する一般要求事項
注記 対応国際規格:ISO 5349-1,Mechanical vibration−Measurement and evaluation of human exposure to hand-transmitted vibration−Part 1: General requirements (IDT) JIS C 1514 オクターブ及び1/Nオクターブバンドフィルタ
注記 対応国際規格:IEC 61260,Electroacoustics−Octave-band and fractional-octave-band filters (IDT)
JIS Z 8131 機械振動及び衝撃−人体暴露−用語
注記 対応国際規格:ISO 5805,Mechanical vibration and shock−Human exposure−Vocabulary (MOD)
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0153,JIS B 7761-3の箇条3及びJIS Z 8131によるほか,次による。
3.1 伝達率(transmissibility)
手の表面及び基準点で測定した加速度の比。伝達率が1より大きい場合は,手袋が振動を増幅することを表し,1より小さい場合は,手袋が振動を減衰することを表す。
4 記号及び略号 記号及び略号は,次による。 aw 補正フィルタを用いて測定された周波数補正加速度実効値,又は加速度スペクトルから計算した周波数補正加速度実効値(JIS B 7761-1及びJIS B 7761-3参照) aws 振動スペクトルs(s=M又はH,9.4.2参照)における周波数補正加速度実効値 R 基準点,すなわちハンドルでの測定を意味するために用いる下付き文字 P 掌部での測定を意味するために用いる下付き文字 b 素手,すなわち手袋非着用での測定を意味するために用いる下付き文字 g 手袋を着用した手,すなわち手袋と手の間での測定を意味するために用いる下付き文字
下付き文字の組合せの例 awMPg 手袋を着用した掌部で測定した振動スペクトルMに対する補正加速度 TRsb 素手で測定した振動スペクトルsに対する伝達率 (TRsb=awsPb/awsRb)
TRsg 手袋を着用した手で測定した振動スペクトルsに対する伝達率 (TRsg=awsPg/awsRg)
TRs 振動スペクトルsに対する手袋の修正振動伝達率 (TRs=TRsg/TRsb)
sTR 振動スペクトルsに対する手袋の平均修正伝達率(s=M又はH,9.5.1参照)
5 品質
5.1 外観
手袋は,きず,気泡,はん点,汚れ,その他使用上の欠点があってはならない。
5.2 防振性能 防振性能は,箇条9の試験を行ったとき,次の規定を満足しなければならない。
MTR<1.0及びHTR<0.6 注記1 多くの要因が手袋を通した振動の伝達に影響を及ぼす。この規格による振動伝達率値が振動による健康リスクを評価するものではなく,これらの基準を満たす手袋を用いたとき,振動暴露の危険がなくなることを意味するものではない。
注記2 手袋の指の部分が振動表面に接触しないで,手袋の掌の部分が振動表面に接触した状況で用いるとき,手袋の掌の部分が振動伝達率に関する要求事項を満たす場合,指の部分と掌の部分との特性が異なる手袋も防振性能に対して有益な効果が期待できる。

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