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JIS Z8910:2007 pdfダウンロード

JIS 09-25
JIS Z8910:2007 pdfダウンロード

JIS Z8910:2007 pdfダウンロード。集じん用ろ布の試験方法−ろ布耐久性測定用の サンプリング方法及び試験方法 Test method of filter media for dust collection− Sampling and test method for fabric filter durability
1 適用範囲
この規格は,都市ごみ焼却施設などで使用する乾式ろ過集じん装置(以下,“バグフィルタ”という。)の,ろ布の耐久性を測定するため,バグフィルタからろ布をサンプリングする方法及び試験方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9909 集じん装置の仕様の表し方
JIS L 1096 一般織物試験方法
JIS R 3420 ガラス繊維一般試験方法
JIS R 3421 集じん用処理ガラスクロス
JIS Z 8908 集じん用ろ布 JIS Z 8909-1 集じん用ろ布の試験方法−第1部:集じん性能
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9909,JIS R 3421,JIS Z 8908及びJIS Z 8909-1によるほか,次による。
3.1 ろ布の耐久性 (fabric filter durability)
使用中に受ける熱的,化学的,物理的損傷,目詰まりなどの機能低下の要因に耐えるろ布の物性。
3.2 含じんガス (dirty gas) 固相及び液相の微粒子が浮遊している集じん対象となるガス。
3.3 通ガス (blow gas through)
集じん装置及びダクトに含じんガスを通過させること。
3.4 パルス式集じん装置 (dust collector with pulse jet)
乾式ろ過集じん装置(バグフィルタ)のうち,パルス洗浄装置を備えた集じん装置。パルス式バグフィルタともいう。
3.5 パルスジェット (pulse jet)
ろ布表面で捕集したダストを払い落とすために使用する圧縮空気の間欠噴流。 3.6 スナップリング (snap ring)
ろ布の開口端に装着したリング状の金属ばね。
3.7 地番 (filter place number)
ろ布の取付け位置を明確にするために,縦・横の列で位置を示す番号。 3.8 ろ過側 (dirty side of bag filter) 集じん装置内において,含じんガスがろ布を通過する前の領域。 3.9 清浄側 (clean side of bag filter) 集じん装置内において,含じんガスがろ布を通過した後の領域。 3.10 リテーナ (retainer) 集じん操作をさせるために,ろ布を固定している支持装置。ケージ(cage)ともいう。
4 サンプリング方法
4.1 位置
含じんガスがバグフィルタに集中して流入する場所。図1及び図2に例示する。
4.2 本数
サンプリングの本数は,バグフィルタの室数によって,次のとおりとする。
a) 1室のバグフィルタ 1本以上
b) 多室のバグフィルタ 1室につき1本以上とし,複数室からサンプリングすることが望ましい。
4.3 時期
引渡し後,1年程度経過した時期に初回のサンプリングを行う。以降は,その後1年程度経過した時期にサンプリングすることが望ましい。 4.4 手順 ろ布の交換は,次の手順による。 a) 準備 パルスジェットによって,ろ布表面に付着しているダストの払落しを行うことが望ましい。
1) 払落しを実施する時期は,焼却炉の停止前の処理ガス量が十分に減少している時期以降又は完全停止後に行う。
2) 払落しは,通常の運転で使用しているパルスジェット条件で1回又は数回行う。

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