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JIS K0701:2004 pdfダウンロード

JIS 09-24
JIS K0701:2004 pdfダウンロード

JIS K0701:2004 pdfダウンロード。グルコース計測器 Glucose analyzer
1. 適用範囲 この規格は,試料,例えば,血液,尿,発酵液,食品などに含まれるグルコース濃度を測定するための計測器(以下,計測器という。)について規定する。この規格は,グルコースオキシダーゼ又はグルコースデヒドロゲナーゼを用いた酵素電極法に基づく機器,すなわち,次のいずれかの酵素 − グルコースオキシダーゼ − グルコースデヒドロゲナーゼ 及びその反応を電気化学的に検知する次のいずれかの電極と − 酸素電極 − 過酸化水素電極 − 還元形電子メディエータの酸化に基づく電流を計測する電極 を組み合わせた機器に適用する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1302 絶縁抵抗計 JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0213 分析化学用語(電気化学部門)
JIS K 0803 溶存酸素自動計測器
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 9809 生化学試薬−D(+)-グルコース
JIS Z 8103 計測用語
3. 共通事項
共通事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
4. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0211,JIS K 0213及びJIS Z 8103によるほか,次による。
a) グルコースオキシダーゼ グルコース(D-グルコース)の異性体の一つであるβ−体(β-D-グルコース)を水素の受容体の存在下で酸化してD-グルコノ-δ-ラクトンを与える反応の触媒となる酵素。生理的条件下では,水素の受容体として酸素が利用され,酸素は酵素反応の結果,過酸化水素となる。
参考 国際生化学連合の採択によるコード番号ではEC 1.1.3.4に分類されている。
b) グルコースデヒドロゲナーゼ D-グルコースを水素の受容体の存在下で酸化してD-グルコノラクトンを与える反応の触媒となる酵素。水素の受容体としてニコチンアミドアデニンジヌクレオチド,ピロロキノリンキノンなどを利用する酵素がある。
参考 国際生化学連合の採択によるコード番号では,D-グルコノ-δ-ラクトンを生成するもので,ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドを利用するものは,EC 1.1.1.47,又ピロロキノリンキノンを利用するものは,EC 1.1.99.17に分類されている。
c) 酵素電極 酵素と,酵素反応に関与する物質の電気化学検出を行う電極とを組み合わせて構成されるもの。
d) 酸素電極 JIS K 0803:1995の7.3(1)に規定する溶存酸素の電解分析用電極。
e) 過酸化水素電極 過酸化水素の電解分析用電極。
f) 電子メディエータ 酸化還元酵素又は酸化還元機能分子と電極との間の電子移動を仲介する物質。
5. 酵素電極の構成及び測定方法
5.1 酵素電極の構成
5.1.1 酵素電極における酵素の保持方法の種類 酵素電極における酵素の保持方法は,次のいずれかによる。
a) 電極表面の被覆膜に固定化したもの
b) カラム中に固定化したもの
c) 電極表面付近に乾燥,又は固化して保持したもの
5.1.2 反応を検知する電極の種類 反応を検知する電極の種類は,次のいずれかによる。
a) 隔膜形ポーラログラフ式酸素電極 b) 隔膜形ガルバニ電池式酸素電極
c) ポーラログラフ式過酸化水素電極
d) 還元形電子メディエータの酸化に基づく電流を計測する電極
5.2 測定方法
5.2.1 試料の測定方式 試料の測定方式は,次のいずれかによる。
a) バッチ方式
b) フロー方式
5.2.2 酵素電極の使用形態 酵素電極の使用形態は,次のいずれかによる。
a) 繰り返し使用可能なもの
b) 1回だけ使用のもの
5.2.3 試料濃度の計算方式 試料濃度の計算方式は,次のいずれかによる。
a) 電極電流の最大変化量から計算する方式
b) 電極電流の一定時間後の変化量から計算する方式
c) 電極電流の最大変化速度から計算する方式
d) 電極電流の最大変化加速度から計算する方式
e) 電極電流の変化量の時間積分から計算する方式

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