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JIS A6201:2008 pdfダウンロード

JIS 09-20
JIS A6201:2008 pdfダウンロード

JIS A6201:2008 pdfダウンロード。コンクリ ート用フライアッシュ ( 追補 1) Fly ash for use in concrete
1 適用範囲
この規格は,コンクリート又はモルタルに混和材料として用いるフライアッシュ(以下,フライアッシュという。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6201 化学分析用白金るつぼ
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0119 蛍光X線分析通則
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8615 炭酸カリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8863 ほう酸(試薬) JIS M 8819 石炭類及びコークス類−機器分析装置による元素分析方法 JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Q 0030 標準物質に関連して用いられる用語及び定義
JIS R 1301 化学分析用磁器るつぼ
JIS R 1302 化学分析用磁器蒸発ざら
JIS R 1603 ファインセラミックス用窒化けい素微粉末の化学分析方法
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS R 5210 ポルトランドセメント
JIS Z 1505 クラフト紙袋−セメント用
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 基準モルタル フライアッシュの品質の試験において,普通ポルトランドセメントを用いて作製した基準とするモルタル。
3.2 試験モルタル フライアッシュの品質の試験において,普通ポルトランドセメントと試験の対象とするフライアッシュとを用いて作製したモルタル。 3.3 フロー値比 基準モルタルのフロー値に対する試験モルタルのフロー値の比を百分率で表したもの。
3.4 活性度指数 基準モルタルの圧縮強度に対する試験モルタルの圧縮強度の比を百分率で表したもの。 4 種類 フライアッシュの種類は,次の4種類とする。
a) フライアッシュI種
b) フライアッシュII種
c) フライアッシュIII種
d) フライアッシュIV種 5 品質 フライアッシュの品質は,箇条8によって試験を行ったとき,表1の規定に適合しなければならない。
6 品質の均一性 品質の均一性は,粉末度について次のとおりとする。
a) 粉末度を網ふるい方法によって評価する場合,45 μmふるい残分は提出見本の値より5 %を超えて異ならない。
b) 粉末度をブレーン方法によって評価する場合,比表面積は提出見本の値より450 cm2/gを超えて異ならない。 なお,提出見本の値は,受渡当事者間で取り決めた基準の値である。
7 試料
試料は,JIS R 5201の箇条5(試料)によって採取し,調整をする。
8 試験方法
8.1 二酸化けい素含有量 二酸化けい素含有量は,次の溶解質量分析方法又は蛍光X線分析方法による。 8.1.1 溶解質量分析方法 溶解質量分析方法による二酸化けい素含有量の試験は,次のとおり行う。
a) 試料約0.5 gをJIS H 6201に規定する一般用白金るつぼ(PTCR20,PTCR25又はPTCR30)に0.1 mgまで正しく量り採る(m1)。
b) これにJIS K 8625に規定する炭酸ナトリウム及びJIS K 8615に規定する炭酸カリウムによる混合融剤[質量で炭酸ナトリウム(無水)1+炭酸カリウム1]3〜5 gを加えて試料と均一に混合し,更に少量の混合融剤で混合物の上を覆う。
c) るつぼに蓋をして,徐々に加熱し,内容物が融解してから更に20〜30分間強熱を続ける。
d) るつぼを放冷し,融解物をるつぼから離してJIS R 1302に規定する磁器蒸発皿(120 mm)に移し,るつぼ及び蓋を少量の塩酸(1+1)及び温水で洗って洗浄液を磁器蒸発皿に加える。
e) 磁器蒸発皿を時計皿で覆い,JIS K 8180に規定する塩酸15〜20 mlを少しずつ静かに加えて融解物を溶かした後,磁器蒸発皿中の溶液を水浴上で蒸発乾固する。このとき,乾いた内容物が大きな塊にならないようにガラス棒で突き砕いてときどきかき混ぜる。蒸発乾固は完全に行う。
f) 放冷後,塩酸約10 mlを加えてかき混ぜ1〜2分間静置した後,水を加えて約100 mlとし,水浴上で約5分間加熱して可溶性塩類を溶かす。
g) これを,JIS P 3801に規定するろ紙(5種B 直径110 mm)でろ過し,洗浄液に塩素イオンがほとんど認められなくなるまで温水で洗浄する。 注記 温水を用いた繰り返し洗浄回数は10〜12回でよい。
h) ろ液及び洗浄液を磁器蒸発皿に移し,再び水浴上で蒸発乾固し,最後に空気浴中に入れて110〜115 ℃で1時間加熱した後,前と同様に操作してろ過する。 i) g) 及びh) で得た沈殿物をるつぼに入れて乾燥し,徐々に加熱して炎の出ないように注意しながらろ紙を灰化した後,1 000±50 ℃に調節した電気炉で1時間強熱し,デシケーター中で放冷した後,質量を0.1 mgまではかる(m2)。

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