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JIS A1481-1:2016 pdfダウンロード

JIS 09-13
JIS A1481-1:2016 pdfダウンロード

JIS A1481-1:2016 pdfダウンロード。建材製品中のアスベスト含有率測定方法− 第1部:市販バルク材からの試料採取及び 定性的判定方法 Air quality-Bulk materials-Part 1: Sampling and qualitative determination of asbestos in commercial bulk materials
1 適用範囲 この規格は,市販のバルク材の試料採取方法及び市販のバルク材中のアスベスト同定方法について規定する。この規格は,適切な試料の前処理手順を規定し,偏光顕微鏡及び分散染色によるアスベストの同定手順について規定する。
また,アスベスト繊維をアスファルト,セメント及びプラスチック製品のようなマトリックス材から分離するための簡便法を規定する。アスベストの同定には,走査電子顕微鏡(SEM)又は透過電子顕微鏡(TEM)とエネルギー分散X線分析(EDXA)とを用いて行うこともできる。共通の分析上の問題,分析の際に遭遇する障害及び他のタイプの繊維に関する情報も提供する。
この規格は,特殊なタイプのアスベスト含有製品及び市販の鉱物に含まれるアスベストの定性的同定に適用可能である。この規格は,同定のためにアスベスト繊維をマトリックス材から容易に分離できるような耐火材,断熱材及びその他の製品又は鉱物類の分析に適用可能である。
注記1 市販のバルク材とは,この規格が適用可能な対象物を指し,4.3に規定している。
注記2 この規格は,偏光顕微鏡法及び明記されたその他の分析手順(参考文献[16]〜[19])に習熟した顕微鏡を使用する技術者向けに作成されている。そのため,基礎的な分析技法の指示書として提供することは意図していない。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 22262-1:2012,Air quality−Bulk materials−Part 1: Sampling and qualitative determination of asbestos in commercial bulk materials(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
2.1 アクロマート(achromat) 色収差が二つの波長に対して補正され,また球面収差及びその他の口径に依存した欠陥が別のもう一つの波長(通常約550 nm)に対して最小化されたような顕微鏡対物レンズ。 例 波長の一つが約500 nm,もう一つが約600 nmを上回る。 注記 この用語は,像面湾曲収差の曲率補正の程度を意味するものではない。コマ収差及び非点収差は色収差補正範囲内の波長について最小化されている。 [ISO 10934-1:2002の2.6][3]
2.2 針状(acicular) 長さに比べ断面積が小さい,極めて細長い結晶に見られる,針に似た形状。
[ISO 13794:1999の2.1][4]
2.3 アルファ屈折率,α(alpha refractive index) 繊維が示す最低屈折率。
2.4 角せん石(amphibole)
岩石を造る鉄苦土質けい酸塩鉱物グループで,結晶形態及び組成が近縁密接な関係にある,次の名目上の組成式であるもの。
A0-1B2C5T8O22(OH, F, Cl)2 ここに,
A:カリウム,ナトリウム
B:二価鉄,マンガン,マグネシウム,カルシウム,ナトリウム
C:アルミニウム,クロム,チタン,三価鉄,マグネシウム,二価鉄 T:けい素,アルミニウム,クロム,三価鉄,チタン 注記 角せん石の種類によっては,上記の元素が部分的にリチウム,鉛,又は亜鉛に置換される場合もある。角せん石の特徴は,けい素対酸素の比が4:11のSi-O四面体が交差結合した二重鎖を成す柱状又は繊維状のプリズム状結晶で,結晶面に平行で約56°と124°との角度で交差する2方向に良好なプリズム形のへき開を示すことである。
ISO 13794:1999の2.2][4]

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