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JIS Q55000:2017 pdfダウンロード

JIS 09-11
JIS Q55000:2017 pdfダウンロード

JIS Q55000:2017 pdfダウンロード。アセットマネジメント−概要,原則及び用語 Asset management-Overview, principles and terminology
1 適用範囲
この規格は,アセットマネジメントに関する用語及び定義について規定する。また,アセットマネジメントの概要及び原則並びにアセットマネジメントを採用することによって期待される便益を示す。 この規格は,全てのアセットの種類に適用し,全ての種類及び規模の組織によって適用することができる。
注記1 この規格は,特に物的アセットを管理することに適用することを意図しているが,他のアセットタイプに適用することも可能である。
注記2 この規格は,特定のアセットタイプを管理するための財務,会計又は技術的な指針を提供するものではない。 注記3 JIS Q 55001,JIS Q 55002及びこの規格の目的のため,“アセットマネジメントシステム”という用語は,アセットマネジメントのためのマネジメントシステムを表すものとして使われる。 注記4 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 55000:2014,Asset management−Overview, principles and terminology(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 アセットマネジメント
2.1 一般 組織が,その目標を達成するために必要とするアセットの種類,及びアセットをどのように管理するかによって影響する要素は,次の事項を含む。
− 組織の性質及び目的 − 運用状況 − 財務的制約及び規制上の要求事項 − 組織及びそのステークホルダーのニーズ及び期待 これらの影響する要素は,アセットマネジメントを確立し,実施し,維持し,継続的に改善するときに考慮する必要がある。
コスト,リスク及びパフォーマンスの望ましいバランスを達成するために,組織によるアセットの効果的な管理及びガバナンスは,リスク及び機会を管理することを通じた価値の実現化に不可欠である。組織運営における規制及び法令の環境は,ますます厳しくなり,多くのアセットが示す固有のリスクは常に変化している。
この規格が示す,アセットマネジメントの基本及びそれを支えるアセットマネジメントシステムは,組織の幅広いガバナンスとリスクとの枠組みに統合されるときに,実体的な便益を生み,機会を活用し得る。
アセットマネジメントは,リスクに基づいたアプローチを使って,組織の目標を,アセットに関連する意思決定,計画及び活動に変換するものである。
2.2 アセットマネジメントの便益 アセットマネジメントによって,組織は,組織の目標(2.5.3.4参照)を達成する中で,アセットからの価値を実現し得る。価値を構成するものは,これらの目標,組織の性質及び目的並びにそのステークホルダーのニーズ及び期待による。アセットマネジメントは,アセットに関連する財務,環境及び社会のコスト,リスク,サービスの質及びパフォーマンスのバランスを保ちつつ,価値の実現化を支援する。

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