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JIS K8137:2018 pdfダウンロード

JIS 09-07
JIS K8137:2018 pdfダウンロード

JIS K8137:2018 pdfダウンロード。塩化鉄(II)四水和物(試薬) Iron (II) chloride tetrahydrate (Reagent)
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。 6.2 純度(FeCl2・4H2O) 純度(FeCl2・4H2O)の試験方法は,次による。 a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) りん酸 JIS K 9005に規定するもの。
2) 硫酸(1+5) 水の体積5を冷却し,かき混ぜながら,これにJIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々に加えて,混合したもの。
3) 硫酸マンガン(II)溶液 JIS K 8997に規定する硫酸マンガン(II)五水和物90 gをはかりとり,水200 mL,JIS K 9005に規定するりん酸175 mL及び硫酸(1+1)350 mLを加えて溶かし,水を加えて1 000 mLにしたもの。調製後,3〜4日間経過してから使用する。 なお,硫酸(1+1)の調製は,水の体積1を冷却し,かき混ぜながら,これにJIS K 8951に規定する硫酸の体積1を徐々に加えて,混合する。
4) 溶存酸素を除いた水 JIS K 8001の5.8
d)(溶存酸素を除いた水)による。
5) 0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液(KMnO4:3.161 g/L) JIS K 8247に規定する過マンガン酸カリウムを用い,JIS K 8001のJA.6.4 g)(0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液)に従って調製,標定及び計算する。
b) 装置 主な装置は,次による。 − 自動滴定装置(必要な場合に用いる。) 電位差滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 三角フラスコ200 mLなどに硫酸(1+5)15 mL及び溶存酸素を除いた水50 mLをとり,質量を0.1 mgの桁まではかる。これに試料1.0 gを加えて溶かし,再び質量を0.1 mgの桁まではかる。
2) りん酸1 mL及び硫酸マンガン(II)溶液25 mLを加え,0.02 mol/L過マンガン酸カリウム溶液で滴定する。
3) 終点は,液のうすい紅色が約15秒間残る点とするか,JIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,指示電極に白金電極,参照電極に銀−塩化銀電極,ガラス電極又はそれらを組み合わせた複合電極を用いて,0.02 mol/L 過マンガン酸カリウム溶液で滴定し,終点は,変曲点とする。
4) 別に同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
d) 計算 純度(FeCl2・4H2O)は,次の式によって算出する。
6.3 希塩酸溶状 希塩酸溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積2と水の体積1とを混合したもの。
2) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %〜61 %,特級)の体積1と水の体積2とを混合したもの。
3) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液(Cl:0.01 mg/mL)
JIS K 8001のJA.4(標準液)による。 なお,塩化物標準液(Cl:0.01 mg/mL)を調製する場合は,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウム1.65 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ1 000 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混合する。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“ほとんど澄明”を用いる。 ほとんど澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl:0.01 mg/mL)0.5 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)参照]にとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,水を加えて20 mLとし,振り混ぜてから15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
− 共通すり合わせ平底試験管 例えば,容量50 mL,直径約23 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料2.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,塩酸(2+1)3 mL及び水15 mLを加えて溶かし,更に水を加えて20 mLにする。 2) 試料を溶かした直後に濁りの程度をb)と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。

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