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JIS B9943:1987 pdfダウンロード

JIS 10-13
JIS B9943:1987 pdfダウンロード

JIS B9943:1987 pdfダウンロード。浮上分離装置の試験方法 Testing Methods of Floatation Equipments
1. 適用範囲
この規格は,廃水中の懸濁物質(浮遊物質)を浮上させて除去するため,廃水処理の工程から発生した水よりも密度の小さい懸濁物質を浮上させ,又は懸濁物質に微細気泡を付着させて水よりも見掛け密度を小さくし,これを浮上させて連続的に分離除去するための浮上分離装置,すなわち油水分離装置,加圧浮上装置,散気式浮上装置,電解式浮上装置などの使用状態における性能を把握するため必要な試験項目及び試験方法について規定する。
備考 この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。 引用規格: JIS B 7411 ガラス製棒状温度計(全浸没)
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS B 7546 隔膜式圧力計
JIS B 8530 公害防止装置用語
JIS K 0094 工業用水・工場排水の試料採取方法
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS Z 8761 フロート形面積流量計による流量測定方法
JIS Z 8762 絞り機構による流量測定方法
JIS Z 8763 ベンチュリ管による流量測定方法
JIS Z 8764 電磁流量計による流量測定方法
JIS Z 8765 タービン流量計による流量測定方法
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 8530(公害防止装置用語)及びJIS K 0102(工場排水試験方法)による。
3. 浮上分離装置の試験項目
浮上分離装置の試験に必要な項目は,次の中から選定する。
(1) 浮上分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の温度
(2) 浮上分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の流量
(3) 浮上分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の水質
(4) 浮上分離装置の水面積負荷
(5) 浮上分離装置の廃水処理薬品の組成,濃度及び使用量
(6) 浮上分離装置の廃水の槽内平均速度
(7) 浮上分離装置の動力消費量
4. 浮上分離装置の試験方法通則 3.に規定する各項目の試験は,原則として浮上分離装置及びその原廃水の状態が安定したときを選んで行う。 また,これらに周期性があれば,少なくともその一周期より長い期間にわたって測定を行う。さらに試験項目のうち3.(1)〜(3)のように,入口及び出口において測定するものは,それぞれ同時期に測定する。
5. 浮上分離装置の試験方法
5.1 廃水及び処理水の温度の測定方法 廃水及び処理水の温度は,主としてJIS B 7411[ガラス製棒状温度計(全浸没)]の50度温度計を使用し,各測定点においてJIS K 0102の7.2水温の規定によって測定する。
5.2 廃水及び処理水の流量の測定方法 廃水及び処理水の流量は,JIS Z 8761(フロート形面積流量計による流量測定方法),JIS Z 8762(絞り機構による流量測定方法),JIS Z 8763(ベンチュリ管による流量測定方法),JIS Z 8764(電磁流量計による流量測定方法)又はJIS Z 8765(タービン流量計による流量測定方法)の規定によって測定する。
5.3 廃水及び処理水の水質の試験方法 浮上分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の水質は,JIS K 0102の12.pH,7.温度,14.1懸濁物質,17.100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量 (CODMn),24.ヘキサン抽出物質又は25.四塩化炭素抽出物質の規定によって,必要と認められる項目について試験する。 試料の採取については,廃水は流入点に近いところで,処理水は,各処理水の合流点以降の十分各処理水が混合される位置で,また,廃水の水質に変動があるときには処理装置内の滞留時間なども考慮し,適切な時期と間隔でJIS K 0094(工業用水・工場排水の試料採取方法)に従って行う。
5.4 水面積負荷の測定方法 水面積負荷は,流入水量と浮上分離装置の分離槽表面積との比から求める。

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