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JIS K3363:1990 pdfダウンロード

JIS 10-10
JIS K3363:1990 pdfダウンロード

JIS K3363:1990 pdfダウンロード。合成洗剤の生分解度試験方法 Testing Method for Biodegradability of Synthetic Detergent
1. 適用範囲 この規格は,合成洗剤中のアニオン界面活性剤又は非イオン界面活性剤の生分解度を試験する方法について規定する。
備考 この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位であって規格値である。
2. 用語の意味 この規格で用いる界面活性剤の用語は,次のとおりとする。
(1) アニオン界面活性剤 主成分が直鎖形アルキルベンゼンスルホン酸塩 (LAS) ,分岐鎖形アルキルベンゼンスルホン酸塩 (ABS) ,アルキル硫酸塩,アルキルエトキシ硫酸塩,アルキルスルホン酸塩(アルカンスルホン酸塩,パラフィンスルホン酸塩),アルケニルスルホン酸塩(アルファオレフィンスルホン酸塩)などから成るものをいう。
(2) 非イオン界面活性剤 ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル,ポリオキシエチレンアルキルエーテル,脂肪酸ポリオキシエチレングリコールエステル,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル,アルカノール脂肪酸アミドをいう。
3. 試料採取方法 JIS K 3362(合成洗剤試験方法)の4.試料採取方法による。
4. 一般事項 試験に共通する一般事項は,JIS K 0050(化学分析方法通則)による。
5. 生分解度試験方法
5.1 要旨 合成洗剤でじゅん(馴)化培養した活性汚泥を分解生物源とし,この活性汚泥を試料中で振とう培養し,6.に規定する定量法によってアニオン界面活性剤又は7.に規定する定量法によって非イオン界面活性剤の濃度を求め,試料の生分解度を試験する方法である。 5.2 試薬及び材料 試薬及び材料は,次のとおりとする。
(a) 塩化アンモニウム JIS K 8116[塩化アンモニウム(試薬)]に規定するもの。
(b) りん酸水素二カリウム JIS K 9017[りん酸水素二カリウム(試薬)]に規定するもの。
(c) 硫酸マグネシウム JIS K 8995[硫酸マグネシウム(試薬)]に規定するもの。
(d) 塩化カリウム JIS K 8121[塩化カリウム(試薬)]に規定するもの。
(e) 硫酸鉄(II) JIS K 8978[硫酸第鉄(試薬)]に規定するもの。
(f) 酵母エキス 市販のもの。
(g) ドデセン−1LAS(直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム) ドデセン−1から誘導された直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム。生分解度99%以上,化学式量348. 5,純分95%以上のもの。
(h) ポリオキシエチレン−n−ドデシルエーテル エチレンオキシドの付加モル数7mol,生分解度99%以上,化学式量494.6,純分98%以上のもの。これを標準非イオン界面活性剤として用いる。
(i) ラウリル硫酸ナトリウム 平均分子量288.6±2,純分95%以上のものをエタノール(99.5)で再結晶して精製したもの。 平均分子量,純分については,6.7の標準アニオン界面活性剤の平均分子量と純度の測定によって求める。 これを標準アニオン界面活性剤として用いる。 参考1. (g),(h)の品質についての試験方法は,日本油化学協会が定めたものがある。 2. (i)のラウリル硫酸ナトリウムは,化学式量288.6,純分98%以上の市販品がある。

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