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JIS G0306:1988 pdfダウンロード

JIS 10-12
JIS G0306:1988 pdfダウンロード

JIS G0306:1988 pdfダウンロード。鍛鋼品の製造,試験 及び検査の通則 Steel Forgings−General Technical Requirements
1. 適用範囲
この規格は,鍛鋼品の製造,試験及び検査に共通な一般事項について規定する。 備考 この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであって参考として併記したものである。 なお,この規格の中の従来単位及び数値は,昭和66年1月1日からSI単位及び数値に切り換える。
引用規格: JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0701 鋼材鍛錬作業の鍛錬成形比の表わし方
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2202 金属材料衝撃試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2242 金属材料衝撃試験方法
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法 JIS Z 2246 ショア硬さ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 用語の意味
この規格で用いる主な用語の意味は,次による。
(1) 鍛鋼品 鋼塊,鋼塊を鍛造若しくは圧延した鋼材又は鋼塊に鍛造と圧延を組み合わせて製造した鋼材をプレス,ハンマ,鍛造ロール,リングミルなどによって熱間加工し,通常,所定の機械的性質を与えるために熱処理を施したもの。
(2) 軸状 直軸,段付き軸,フランジ付き軸,軸付きピニオンなどの円形断面のものでその軸方向の長さが外径を超えるもの又はこれに準じるもの。軸の変形とみられる形状のものも含む。
(3) 円筒状 鍛造形状が円筒状で,その軸方向の長さが外径を超えるもの。ただし,円筒状鍛鋼品は中空鍛錬を必要とするもので,単にパンチ又は機械加工によって穴あけして円筒状としたものは含まない。
(4) リング状 鍛造形状が輪状で,その軸方向の長さが外径以下のもの。ただし,リング状鍛鋼品は穴広げ鍛錬を必要とするもので,単にパンチ又は機械加工によって穴あけして輪状としたものは含まない。
(5) ディスク状 鍛造形状が円板状及びこれに準ずるもの(部分的に凹凸のあるものも含む。)で,その軸方向の長さが外径以下のもの。ただし,ディスク状鍛鋼品は,最終工程に据込鍛錬を必要とするもの,軸状のものを切断して円板状としたものは含まない。
3. 製造方法
3.1 鋼塊 鋼塊は,キルド鋼を使用し,有害なパイプ及び偏析が除去されるように十分な切捨てを行う。
3.2 鍛造 鍛造は,鋼塊をプレス,ハンマ,鍛造ロール,リングミルなどを用いて熱間加工を行う。ただし,鋼塊の代わりに鋼塊を鍛造若しくは圧延した鋼材又は鋼塊に鍛造と圧延を組み合わせて製造した鋼材を用いることができる。 なお,熱間加工及び鍛錬成形比は,次による。
(1) 熱間加工 熱間加工は,鍛鋼品の各部が中心まで均一に加工されるように行い,鍛鋼品の使用中の応力に適したメタルフローが得られるように最終形状,寸法にできるだけ近づけなければならない。
(2) 鍛錬成形比(1) 鍛鋼品の鍛錬成形比は,(a)〜(d)による。
(a) 軸状及び円筒状鍛鋼品は,鍛造だけの場合は主体部3S以上,その他の部分は1.5S以上,圧延と鍛造による場合は主体部5S以上,その他の部分は3S以上にそれぞれ相当する熱間加工を行う。
(b) リング状鍛鋼品は,プレス,ハンマ又はリングミルによって穴広げ鍛錬を行い,鋼塊から3S以上に相当する熱間加工を行う。
(c) ディスク状鍛鋼品は,鋼塊から据込みだけで鍛錬するときは31U以上,その他の場合も,31U以上にそれぞれ相当する熱間加工を行う。
(d) (a)〜(c)以外の形状のものの鍛錬成形比については,受渡当事者間の協定による。
注(1) JIS G 0701(鋼材鍛錬作業の鍛錬成形比の表わし方)参照。
3.3 熱処理 熱処理は,各規格の規定による。 なお,鍛鋼品に熱処理を施した後に熱間加工を行う場合は,再び規定の熱処理を施さなければならない。 3.4 溶接補修 検査によって検出された欠陥は,受渡当事者間の協議によって溶接補修を行うことができる。

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