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JIS X6104:1988 pdfダウンロード

JIS 10-12
JIS X6104:1988 pdfダウンロード

JIS X6104:1988 pdfダウンロード。位相変調 (PE) 方式による12.7mm幅, 9トラック,63cpmm, 情報交換用磁気テープの情報記録様式 9-Track, 12.7mm Wide Magnetic Tape for Information Interchange−Format and Recording, Using Phase Encoding at 63cpmm
1. 適用範囲
この規格は,計数形電子計算機及び類似の機械相互間において,情報交換に用いられる磁気テープ(以下,テープという。)の情報記録様式のうち,位相変調方式[以下,PE (Phase Encoding) 方式という。]を用い,データ密度63cpmm,トラック数9個のものについて規定する。
2. 用語の意味
この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。 (1) PE方式 正走行方向にあるテープ上のトラックに一連の2進符号を逐次記録する場合,符号“1”を記録するときには,飽和磁化の極性をブロック間隔部と逆の極性から同じ極性に,符号“0”を記録するときには,ブロック間隔部と同じ極性から逆の極性にそれぞれ反転させ,かつ,隣り合う2符号が同じときには,その中間で更に極性を反転させる記録方式。
(2) 標準テープ テープの電磁変換特性の標準として用いられ,その特性値が国際標準化機構(ISO)によって規定されるテープ。 (3) 副標準テープ テープの電磁変換特性を標準テープのそれと比較するために用いられ,その特性と標準テープの特性との偏差が明示されて,実測値の偏差を補正することによって,間接的に供試テープと標準テープとの特性の比較を行うことを可能にするようなテープ。
(4) 基準磁界 標準テープに記録密度126ftpmmで相連続する磁束反転を記録して,これを再生するとき,その再生出力電圧が最大出力電圧(飽和値)の95%となるような最小印加磁界。
(5) 基準せん(尖)頭出力電圧 標準テープに記録密度126ftpmm,基準磁界を生じさせる電流の1.8倍の記録電流によって,相連続する磁束反転を記録し,これを再生するときに得られる平均せん頭 (P−P) 出力電圧。
(6) 基準縁 テープの磁性面を上側にして水平に置き,記録時のテープの進行方向が左から右方向になるように見たときの奥側の縁。
(7) トラック 磁気テープの表面に一連の情報を蓄え,1個のヘッドで読出し又は書込みができる線状の部分。
(8) 列 1組の9ビットがテープ幅方向に記録されている部分。
(9) 記録密度 トラックの長さ1mm当たりに記録された磁束反転数 (ftpmm)。
(10) データ密度 テープの長さ1mm当たりに記録されたデータキャラクタ数 (cpmm)。 (11) スキュー 1列内のビットの長手方向の最大位置ずれ量。
3. テープの使用条件 3.1 使用環境条件 記録時及び再生時のテープの使用環境条件は,次のとおりとする。 温度 16〜32℃ 相対湿度 20〜80% 湿球温度 25℃以下 この使用環境条件を超えて保管又は輸送されたテープを使用する場合は,その状況によって2〜12時間使用環境に慣らしてから使用することが望ましい。 3.2 記録済みテープの保存環境条件 情報交換に用いる記録済みテープの保存環境条件は,次のとおりとする。 温度 5〜32℃ 相対湿度 20〜80% 湿球温度 26℃以下 3.3 記録済みテープの輸送条件 発送者は,輸送中の損傷を防ぐために附属書1の諸事項に対する適切な処置をとるものとする。
3.4 巻取り張力 記録済みテープの巻取り張力は,2〜3.6Nとする。 3.5 使用テープ 情報交換に用いるテープは,JIS X 6101(情報交換用磁気テープ)に規定するもののうち記録密度の呼びが126ftpmmに適合するものを用いなければならない。
4. 記録の一般的必要条件
4.1 記録方式 記録方式はPE方式とし,記録磁化は,テープの長手方向に対して行う。 4.2 記録密度 公称記録密度は,126ftpmmとし,磁束反転間隔は,7.935μmとする。そのほかに特に定められた測定を行う場合の公称記録密度として,63ftpmmを用いる。 4.3 平均磁束反転間隔 平均磁束反転間隔は,記録密度63ftpmmで記録されたテープを用いて測定し,次の条件を満足しなければならない。
(1) 静的磁束反転間隔は,連続する5×105個以上の磁束反転間隔の平均とし,15.87μm±4%とする。 (2) 動的磁束反転間隔は,ある特定の磁束反転間隔に関して,その磁束反転間隔とその直前の磁束反転間隔との平均とし,静的磁束反転間隔の±10%以内とする。ただし,動的磁束反転間隔の変動は,1磁束反転当たり0.5%を超えてはならない。 4.4 瞬時磁束反転間隔 瞬時磁束反転間隔は,再生過程,記録過程,記録されたパターン(パルス凝縮効果),その他の要因によって変動する。瞬時磁束反転間隔は,附属書2の試験条件において,次の条件を満足しなければならない。

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