Location: Home > JIS > JIS A1112:2012 pdfダウンロード

JIS A1112:2012 pdfダウンロード

JIS 09-18
JIS A1112:2012 pdfダウンロード

JIS A1112:2012 pdfダウンロード。フレッシュコンクリートの洗い分析試験方法 Method of test for washing analysis of fresh concrete
1 適用範囲
この規格は,フレッシュコンクリートの配合を洗い分析試験によって求める方法について規定する。 なお,技術上重要な改正に関する旧規格との対照を附属書Aに記載する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1103 骨材の微粒分量試験方法 JIS A 1109 細骨材の密度及び吸水率試験方法
JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法
JIS A 1116 フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法及び空気量の質量による試験方法(質量方法)
JIS A 1134 構造用軽量細骨材の密度及び吸水率試験方法
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい 3 試験用器具 試験用器具は,次による。
a) コンクリートの単位容積質量の測定などに用いる容器,はかり及び突き棒は,JIS A 1116に規定するものとする。
b) モルタルの洗い分析試験に用いるはかりは,ひょう量10 kg以上で,目量1 g以下のものとする。
c) モルタルの水中における見掛けの質量の測定に用いる容器は,水密で,容量は5 L以上とし,その底は丸みをもったものとする。
d) ふるいは,JIS Z 8801-1に規定する公称目開き4.75 mm,600 μm及び90 μm金属製網ふるい1)とする。
注1) これらのふるいは,それぞれ5 mmふるい,0.6 mmふるい,0.09 mmふるいと呼ぶことができる。5 mmふるいは,枠の寸法が標準寸法より大型のものを用いるのが便利である。
4 密度の測定 セメント及び細骨材について,次の方法によって試験を行い,それらの密度を求めておく。
a) セメントの密度試験 セメントの密度試験は,JIS R 5201による。又は,セメント生産者が提示する試験成績書の値を用いる。
b) 細骨材の密度試験 細骨材の密度試験は,JIS A 1109又はJIS A 1134による。
5 試料 試料は,次による。
a) コンクリートの試料採取方法は,JIS A 1115の規定によるか,又はJIS A 1138の規定による。
b) コンクリートの試料の量は,粗骨材の最大寸法が50 mm以下のときは約20 L,50 mmを超えるときは約40 Lとする。 6 試験方法 試験方法は,次による。
a) 箇条5の試料から洗い分析用として,代表的試料を粗骨材の最大寸法が50 mm以下のときは約5 kg,50 mmを超えるときは約6 kg採取する。さらに,残りの試料を用いJIS A 1116によってコンクリートの単位容積質量を量り,B(kg/m3)とする。このとき,単位容積質量試験の容器の内容積及び容器内のコンクリートの質量を測定し,それぞれV(L)及びmb(kg)とする。
b) 単位容積質量を量った試料全部を5 mmふるいを用いてふるい分け,粗骨材とモルタルとに分離する。
c) b)の操作によって得られた粗骨材を水洗いし,表面乾燥飽水状態2)として質量を量り,mg(kg)とする。
注2) 軽量骨材の場合は,表面乾燥状態。
d) a)で採取した洗い分析用試料を1 gまで正確に量った後,5 mmふるいの上で水で洗いながら粗骨材とモルタル試料にふるい分ける。5 mmふるいにとどまった粗骨材を表面乾燥飽水状態2)として質量を量り,試料質量から差し引いてモルタルの質量を求めmm(g)とする。
e) d)で得られたモルタル試料を水中での質量測定用の容器に入れ,容器中の水が2 L程度となるように,かくはんしながら試料中の空気を完全3)に追い出す。この操作の終了後,水面の泡を取り除き,必要に応じて,アルコール,消泡剤などを加えて泡を消す。約10分間静置した後,容器に入れたまま試料を水中に入れ,容器外側に付着する気泡を確実に取り除き水中における試料の見掛けの質量を量り,mm’(g)とする。

Download