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JIS A1209:1990 pdfダウンロード

JIS 10-10
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JIS A1209:1990 pdfダウンロード。土の収縮定数試験方法 Test method for shrinkage parameters of soils
1 適用範囲
この規格は,目開き425 μmのふるいを通過した土の収縮定数(収縮限界及び収縮比)を求める方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0207 地盤工学用語
JIS A 1201 地盤材料試験のための乱した土の試料調製方法
JIS A 1203 土の含水比試験方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0207による。
4 試験器具 試験器具は,次による。
a) 収縮皿 収縮皿は,底が平らで内径約45 mm,深さ約13 mmで,上縁を水平に滑らかにすってあるガラス製のもの(図1参照)。
b) パラフィン
c) パラフィン溶融用容器
d) 加熱装置
e) 温度計
f) ガラス板 ガラス板は,試料を練り合わせるための厚い板ガラス及び収縮皿の容積測定用の約80 mm×80 mm×2 mmの薄い板ガラス。
g) ワセリン又はグリース
h) へら
i) 直ナイフ 直ナイフは,鋼製で片刃の付いた辺の長さ250 mm以上のもの。
j) 含水比測定器具 含水比測定器具は,JIS A 1203に規定するもの。
k) 水中の試料質量測定用器具 水中試料の見掛けの質量測定器具は,容器とつり皿とをはかりに取り付けて水中試料の見掛けの質量が測定できるもの。水中試料の見掛けの質量測定の参考例を,図2に示す。
5 試料 試料は,次による。
a) 自然含水比状態の土を用いて,JIS A 1201に規定する試験方法によって得られた目開き425 μmの金属製網ふるいを通過したものを試料とする。用いるふるいは,JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいとする。試料を空気乾燥しても収縮定数の試験結果に影響しない場合は,空気乾燥試料を用いてもよい。
b) 試料の量は,約30 gとする。
c) 試料を厚いガラス板の上に置き,試料の間隙を十分に満たす程度の蒸留水を加えてよく練り合わせ,収縮皿に詰め込みやすいペースト状にする。 なお,初期含水比によって収縮定数に差を生じるので,ペーストの流動性を液性限界付近に統一するとよい。空気乾燥試料の場合,試料と水とのなじみをよくするため,水を加えて練り返した後,10数時間放置する。
6 試験方法
試験方法は,次による。
a) 収縮皿の内面に,ワセリン又はグリースを薄く塗り,その質量mc(g)をはかる。
b) 収縮皿の中にペースト状の試料を気泡が含まれないように詰め込む。まず,収縮皿の容量の約1/3のペースト状の試料を収縮皿の中央に入れ,その収縮皿を布のようなものをクッションにして硬い面に打ち付け,試料を収縮皿の縁の方に流動させる。次に,前と同量ぐらいの試料を入れ,気泡が表面に追い出され,試料がよく締まるまで打ち付ける。さらに,試料を入れて,収縮皿が試料で満たされ,余分な試料が縁からあふれるまで打ち続ける。
c) 余分な試料を直ナイフで切り取り,収縮皿の外側の試料を拭き取って,直ちにその質量ma(g)をはかる。 この収縮皿の試料を,クラックが生じないように風の当たらない空気中で,試料が暗色から明色になるまで徐々に乾燥させる。
d) JIS A 1203に規定する試験方法によって,(110±5)℃で一定質量になるまで炉乾燥した後,試料を収縮皿から静かに取り出し,その質量ms(g)をはかる。

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