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JIS B1358:1990 pdfダウンロード

JIS 10-10
JIS B1358:1990 pdfダウンロード

JIS B1358:1990 pdfダウンロード。ねじ付きテーパピン Taper Pins with Thread
1. 適用範囲
この規格は,一般に用いるテーパ501の鋼製めねじ付きテーパピン及び鋼製おねじ付きテーパピンについて規定する。 なお,鋼製めねじ付きテーパピン及び鋼製おねじ付きテーパピンを総称する場合は,単にピンという。
備考 この規格で規定するピンは,あみかけ ( ) を施した部分を除きISO 8736-1986 (Taper pins with internal thread, unhardened) 及びISO 8737-1986 (Taper pins with external thread, unhardened) によっている。 引用規格及び対応国際規格:3ページに示す。
2. 種類 ピンの種類は,ねじの種類及びテーパ部の表面粗さによって区分し,表1の3種類とする。
3. 硬さ ピンの硬さは,表2による。
4. 形状・寸法 ピンの形状・寸法は,表3による。
5. ねじ ピンのねじは,表4による。
6. 外観 ピンの外観は,テーパ部の表面粗さが表1に適合するほか,焼割れ,かえり及び使用上有害なきず,打こん,さびなどの欠陥があってはならない。 7. 熱処理及び材料 ピンの熱処理及び材料は,原則として表5による。
8. 表面処理 ピンの表面処理は,一般に施さない。ただし,供給時にはさび止め油を塗布する。ピンにめっきその他の表面処理を必要とする場合は,注文者が指定する。 なお,ピンに電気めっきを施した場合は,必要に応じてもろさ除去の処理を行う。
9. 検査
9.1 硬さ検査 ピンの硬さ検査は,JIS Z 2244(ビッカース硬さ試験方法)又はJIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)に規定する試験方法によって行い,ピンの端部又はテーパ部の硬さが3.の規定に適合しなければならない。 なお,ピンの硬さは,ビッカース硬さ又はロックウェル硬さのいずれによってもよいが,硬さの測定値に疑義が生じた場合は,ビッカース硬さによって良・不良を決める。
9.2 形状及び寸法検査 ピンの形状及び寸法検査は,直接測定,限界ゲージその他の方法によって行い,4.の規定に適合しなければならない。
9.3 ねじ検査 めねじ付きテーパピンのねじ検査はJIS B 1071(ねじ部品の精度測定方法)に規定するめねじの精度測定方法又はこれに代わる方法によって,おねじ付きテーパピンのねじ検査はJIS B 1071に規定するおねじの精度測定方法又はこれに代わる方法によって行い,5.の規定に適合しなければならない。
なお,電気めっきを施したおねじ付きテーパピンに対する通りねじリングゲージは,4h用(2級ねじには1級用)のものを用いる。 9.4 外観検査 外観検査は,目視によって行い,6.の規定に適合しなければならない。ただし,テーパ部の表面粗さは,JIS B 1071に規定する表面粗さの測定方法又はこれに代わる方法によって行う。 9.5 受渡検査 受渡し時のロットに対する抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
10. 製品の呼び方 ピンの呼び方は,規格番号(4),種類,呼び径×呼び長さ,材料(5)及び指定事項(6)による。
注(4) 規格番号は,必要がなければ省略してもよい。
(5) 材料は,日本工業規格で規定する材料記号による。ただし,熱処理しないピンの材料は,Stの記号で表してもよい。 なお,焼入焼戻しを施したピンの材料は,その記号の後にQの記号を付ける。 また,調質鋼を用いた場合もこれに準じる。
(6) 推定事項としては,表面処理の種類,小端径 (d1) の許容差(h10以外の許容差を適用した場合),ねじの等級(2級を適用した場合)などを必要に応じて示す。ただし,d1にh10以外の許容差を適用した場合は,呼び径の後にそれを示す(例:呼び径10mm,呼び長さ85mmのピンにf 8の許容差を適用した場合は,10 f 8×85とする。)。

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