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JIS X6261:1991 pdfダウンロード

JIS 10-09
JIS X6261:1991 pdfダウンロード

JIS X6261:1991 pdfダウンロード。加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−低温特性の求め方Rubber, vulcanized or thermoplasticDetermination of low temperature properties
1. 適用範囲
この規格は,加硫ゴム及び熱可塑性ゴム(以下,加硫ゴムという。)の低温における特性である 50 %衝撃ぜい化温度,衝撃ぜい化限界温度,ねじり剛性及び弾性回復温度を求める方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 812:1991,Rubber, vulcanized−Determination of low-temperature brittleness (MOD)ISO 1432:1988,Rubber, vulcanized or thermoplastic−Determination of low temperature stiffening(Gehman test) (MOD)
ISO 2921:1982,Rubber, vulcanized−Determination of low-temperature characteristics−Temperatureretraction procedure (TR test) (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。JIS G 3522 ピアノ線JIS K 6200 ゴム用語JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
備考 ISO 23529:2004, Rubber − General procedures for preparing and conditioning test pieces for physical test methods からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS K 6251 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引張特性の求め方JIS Z 8401 数値の丸め方3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6200 及び JIS K 6250 によるほか,次による。
a) 50 %衝撃ぜい化温度 規定の条件下で試験片に衝撃曲げを与えたとき,試験に用いた試験片総数の50 %が破壊する温度。ここで,破壊とは,肉眼で分かる割れ,き裂,及び/又は破れ穴を生じるか,及び/又は二つ以上の破片に完全に分離することをいう。
b) 衝撃ぜい化限界温度(brittleness temperature) 規定の条件下で試験片に衝撃曲げを与えたとき,試験片に破壊の生じない最も低い温度。
c) 衝撃試験速度(testing speed) 固定した試験片と衝撃時における打撃具との相対的な速度。
4. 試験の種類 試験の種類は,次の 3 種類とする。
a) 低温衝撃ぜい化試験b) 低温ねじり試験(ゲーマンねじり試験)
c) 低温弾性回復試験(TR 試験)
5. 低温衝撃ぜい化試験
5.1 目的 規定の条件下で試験片に衝撃曲げを与えたとき,試験片に生じる破壊の有無から,50 %衝撃ぜい化温度及び衝撃ぜい化限界温度を求めるために行う。
5.2 試験装置
5.2.1 試験装置の概要 試験装置は,試験片つかみ具,打撃具,試験槽などからなる。必要があれば,安全装置を用意してもよい。
5.2.2試験片つかみ具及び打撃具 試験片つかみ具と打撃具との位置関係の例を図 1 に,試験片つかみ具の例を図 2 に示す。打撃具は,先端が半径 1.6±0.1 mm で,試験片に打撃を与えるとき及びその後少なくとも 6 mm の走行距離の間では,毎秒 2.0±0.2 m の均一な線運動で作動するものを用いる(1)。この衝撃速度を一定に保つため,同時に行う試験片の数を制限してもよい。打撃時における打撃点と試験片つかみ具との間隔は,8.0±0.3 mm とし,打撃具と試験片つかみ具との間隔は,6.4±0.3 mm とする。試験片つかみ具は,それぞれの試験片ごとに片持ちばりとして単独に取り付けることができ(2),試験機本体に強固に保持できる機構をもつ。つかみ部の長さ(奥行き)は,少なくとも 6.5 mm 以上とする。注(1)打撃具の運動は,直線運動,回転運動のいずれでもよい。図 1a) に直線方式の例を,図 1b) に回転方式の例を示す。(2)試験片は,試験片つかみ具に,それぞれの試験片ごとにトルクドライバ,トルクレンチなどを用いて,同一の力で正常な状態に取り付けられるように設置する。試験片が反るような過大な変形を与えてはならない。目安として,試験片押さえ面積約 80 mm2の場合には,0.15〜0.25 N・m(押さえねじの呼びは,M4 又は M5)で締め付けることによって,安定した結果を得ることができる。

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