Location: Home > JIS > JIS K8494:1992 pdfダウンロード

JIS K8494:1992 pdfダウンロード

JIS 10-08
JIS K8494:1992 pdfダウンロード

JIS K8494:1992 pdfダウンロード。メチルエロー(試薬) Methyl yellow(Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いるメチルエロー1) について規定する。
注1) 化学名:4-ジメチルアミノアゾベンゼン 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8603 ソーダ石灰(試薬)
JIS K 8809 フタル酸水素カリウム(試薬)
JIS K 8842 ブロモチモールブルー(試薬)
JIS K 8844 ブロモフェノールブルー(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS Z 8802 pH測定方法
3 種類 種類は,特級とする。
4 性質
4.1 性状 メチルエローは,だいだい色の粉末で,ジエチルエーテルにやや溶けにくく,エタノールに溶けにくく,水にほとんど溶けない。
4.2 定性方法 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数1 603 cm−1,1 517 cm−1,1 368 cm−1,1 230 cm−1,1 138 cm−1,1 066 cm−1,945 cm−1,821 cm−1,762 cm−1,684 cm−1及び545 cm−1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製はJIS K 0117の5.3(粉体)のa)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
6 試験方法 6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 エタノール溶状 エタノール溶状の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。 2) 硝酸(1+2)
JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率 60〜61 %)の体積1と水の体積2とを混合する。
3) 硝酸銀溶液(20 g/l) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gを水に溶かして100 mlにする。溶液は,褐色ガラス製瓶に保存する。
4) 塩化物標準液
4.1) 塩化物標準液(Cl:1 mg/ml) 次のいずれかのものを用いる。
4.1.1) 計量標準供給制度[JCSS 2)]に基づく標準液で,酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する。
4.1.2) JCSS以外の認証標準液で酸濃度,安定剤の有無などが使用目的に一致した場合に用い,必要な場合は,適切な方法で希釈して使用する。ただし,JCSS以外の認証標準液がない場合は,市販の標準液を用いる。
4.1.3) JIS K 8150に規定する塩化ナトリウム1.65 gを全量フラスコ1 000 mlにとり,水を加えて溶かし,更に水を標線まで加えて混合する。
注2) JCSSは,Japan Calibration Service Systemの略称である。
4.2) 塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml) 塩化物標準液(Cl:1 mg/ml)10 mlを全量フラスコ1 000 mlにとり,水を標線まで加えて混合する。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準(“澄明”)は,次による。 塩化物標準液(Cl:0.01 mg/ml)0.2 mlを共通すり合わせ平底試験管にとり,水10 ml,硝酸(1+2)1 ml及び硝酸銀溶液(20 g/l)1 mlを加え,更に水を加えて20 mlとし,振り混ぜてから15分間放置する。

Download