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JIS B8808:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS B8808:1995 pdfダウンロード

JIS B8808:1995 pdfダウンロード。排ガス中のダスト濃度の測定方法 Methods of measuring dust concentration in flue gas
1 適用範囲
この規格は,排ガス中のダスト濃度を煙道,煙突,ダクトなど(以下,ダクトという。)において測定する方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7411 一般用ガラス製棒状温度計
JIS B 7551 フロート形面積流量計
JIS B 8330 送風機の試験及び検査方法
JIS G 3448 一般配管用ステンレス鋼鋼管
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS K 0901 気体中のダスト試料捕集用ろ過材の形状,寸法並びに性能試験方法
JIS K 8125 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS M 8813 石灰類及びコークス類−元素分析方法
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS T 8202 一般用風速計 JIS Z 8103 計測用語 JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法
JIS Z 8762-1 円形管路の絞り機構による流量測定方法−第1部:一般原理及び要求事項
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103によるほか,次による。
3.1 排ガス 燃料,その他のものの燃焼・合成・分解,熱源としての電気の使用,機械的処理などに伴って発生する固体粒子を含むガス。水分を含まないガスを乾き排ガスといい,水分を含むガスを湿り排ガスという。
3.2 ダスト ばいじん,粉じんなどの固体粒子で,乾燥によって付着水分を除いたもの。ただし,ミスト(液体粒子)中に含まれる可溶性物質など,この規格に基づく測定によってひょう量されるものは,ダストとみなす。
3.3 ダスト濃度 標準状態[273.15 K(0 ℃),101.32 kPa]の乾き排ガス1 m3中に含まれるダストの質量。単位は,g/m3を用いる。
3.4 排ガス中の水分量 排ガス中に含まれる水蒸気の割合。体積分率(%)で表す。
3.5 等速吸引 ダスト試料を採取するため,吸引ノズルを用いて排ガスを吸引するときに,吸引ノズルを排ガスの流れに直面させて,排ガスと同じ流速でガスを吸引すること。
3.6 吸引ノズル ダスト試料を採取するため,ダクト内に挿入して排ガスを吸引するノズル。
3.7 ダスト試料採取装置 等速吸引によって排ガスを吸引し,ダスト試料をろ過捕集する装置。普通形試料採取装置及び平衡形試料採取装置の2種類がある。
3.8 トラベルブランク試験 試料採取に伴うブランク値の上昇程度を確認するために,試料採取以外の工程を実試料と同様な操作で行う試験。トラベルブランク試験を行う場合は,少なくとも3試料以上行い,その結果の平均値をトラベルブランク値とする。 なお,汚染防止が確実に行われていることが確認できれば毎回行わなくてもよい。
4 測定方法の概要 箇条5の規定によって選定したダクトの測定位置に測定孔を設置し,測定孔を含むダクトの断面内に,規定に従って測定点を定める。煙道内の排ガス性状(温度,水分量,組成及び流速)から等速吸引流量を計算し,測定孔からダスト試料採取装置の吸引ノズルをダクト内部に挿入し,その先端を測定点に一致させ,等速吸引によって排ガスを吸引する。ダスト捕集器によってろ過捕集したダストと同時に吸引したガス量とから,ダスト濃度を計算して求める。
注記 排ガス性状における組成は,JIS K 0301,JIS K 2301などを参考にするとよい。 測定方法の概要を図1に示す。

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