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JIS K9906:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS K9906:1995 pdfダウンロード

JIS K9906:1995 pdfダウンロード。高純度試薬−水酸化ナトリウム溶液 Highly purified sodium hydroxide solution
1. 適用範囲
この規格は,高純度試薬として用いる水酸化ナトリウム溶液について規定する。 備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。
2. 共通事項
この規格に共通する事項は,JIS K 0050,JIS K 8001及びJIS K 8007による。
3. 品質 品質は,4.によって試験し,JIS K 8001の3.5(測定値)によって求める測定値が表1に適合しなければならない。
4. 試験方法 試験方法は,次のとおりとする。
4.1 濃度 (1) 要旨 試料に塩化バリウム溶液を加えて放置し,フェノールフタレイン溶液を指示薬として1mol/l塩酸で滴定し,水酸化ナトリウムの濃度を求める。
(2) 試薬 試薬は,次のとおりとする。
(a) 塩化バリウム溶液 (100g/l) JIS K 8001の4.2(試薬溶液)に規定するもの。
(b) フェノールフタレイン溶液 JIS K 8001の4.4(指示薬)に規定するもの。
(c) 1mol/l塩酸 JIS K 8001の4.5(5.1)に規定するもの。
(3) 器具 器具は,次のとおりとする。
(a) 共通すり合わせ三角フラスコ JIS R 3503に規定する呼び容量200mlのもの。
(4) 操作 操作は,次のとおりとする。
(a) 共通すり合わせ三角フラスコに試料2gを0.1mgのけたまではかりとる。
(b) 二酸化炭素を含まない水50ml及び塩化バリウム溶液 (100g/l) 10mlを加え,直ちに栓をして約5分間放置する。
(c) フェノールフタレイン溶液3滴を加え,1mol/l塩酸で滴定する(終点は,液が紅色から無色に変わる点。)(滴定後の溶液を用いて直ちに4.16の炭酸ナトリウムの試験を行う。)。
(5) 計算 濃度は,次の式によって算出する。
4.2 塩化物 (Cl)
(1) 要旨 試料を硝酸で酸性とし,硝酸銀溶液を加えて生じる白濁を,塩化物標準液を同様に操作して生じる塩化銀の白濁と比較して塩化物の含有率を求める。
(2) 試薬 試薬は,次のとおりとする。
(a) 硝酸銀溶液 (20g/l) JIS K 8001の4.2に規定するもの。
(b) 硝酸 (1+1) JIS K 9901に規定する高純度試薬−硝酸を用いて,JIS K 8001の4.1(希釈溶液)に準じて調製するもの。
(c) 塩化物標準液 (0.01mgCl/ml) JIS K 8001の4.3(標準液)
(1)(一般用)に規定するもの。
(3) 器具 器具は,次のとおりとする。
(a) 共通すり合わせ平底試験管 JIS K 8001の5.1(外観)
(2)(液体試料の場合)
(b)(操作)に規定するもの。
(4) 操作 操作は,次のとおりとする。
(a) 共通すり合わせ平底試験管に試料4gを0.1gのけたまではかりとり,硝酸 (1+1) 10mlを加えた後,水を加えて25mlにする。
(b) 別に,4個の共通すり合わせ平底試験管にそれぞれ塩化物標準液 (0.01mg Cl/ml) 0,1.0,2.0及び3.0mlをとり,硝酸 (1+1) 10mlを加えた後,水を加えて25mlにする。
(c) それぞれの溶液に硝酸銀溶液 (20g/l) 1mlを加えてよく振り混ぜ,約15分間暗所に放置した後,その背後に黒い紙を置き,試料側の白濁を標準側の白濁と共通すり合わせ平底試験管の前面から目視によって比較し,塩化物の質量 (mg) を求める。
(5) 計算 塩化物の含有率 (ppm) は,次の式によって算出する。

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