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JIS A1529:1997 pdfダウンロード

JIS 10-01
JIS A1529:1997 pdfダウンロード

JIS A1529:1997 pdfダウンロード。ドアセットの静的荷重試験方法 Doorsets−Static loading test
1. 適用範囲 この規格は,片開きドアセットに適用し,静的荷重下でのドアセットの挙動を試験する方法について規定する。これは防盗性に関するような特別な要求に基づく静荷重にも適用される。
なお,ドア枠自身のように固定されている部分は除く。
2. 引用規格
JIS A 1526 ドア用語
備考 ISO 1804 : 1972 Doors−Terminologyの規定は,この規格の該当事項と同等である。
3. 定義 この規格の定義は,JIS A 1526ドア用語の定義を適用する。
4. 原理 ドアを解錠して侵入しようとする行為に対応して,鋼製厚板やシャックルを用いて,聞く方向
の戸の表面やドア枠に,垂直及び平行な圧縮力を加えて評価する。
5. 装置 装置は,次による。
a) 調整可能な試験架台は,種々の寸法のドアセットを通常の取付け方法に準じて設置できるものとする。なお,架台には,試験中に生じる架台のすべての変形がその試験結果への影響を無視できる程度の十分な剛性がなければならない。
b) ジャッキ又は他の載荷装置
c) 長方形の剛性のある鋼製厚板は,長さ100mmとし,幅 “d” は少なくとも戸の厚さと同じものとする(図1参照)。
d) 剛性のある鋼製シャックルは,錠やボトル(かんぬき)をまたぐときに用いる(図2参照)。
図2 鋼製シャックル
e) 数個の変位計。
f) 2個の時計は,試験時間及び何らかの技術上の理由で生じた中断時間を測定するために用いる。
6. 手順
6.1 ドア枠の固定 ドア枠は,調整できる固定具又は必要に応じてブロックを用いて試験架台に強固に固定する。
なお,ドア枠の固定は,その試験結果に影響しないように強固に固定する。
6.2 載荷方法 載荷方法は,次による。
a) 荷重F1は,戸の縁の所定の位置又は弱点となるところに,5.c)に示す鋼製厚板若しくは5.d)に示すシャックルを用いて垂直に加える(図3参照)。
b) 荷重F2は,図4に示すように戸の自由な隅部又はそれのなるべく近い位置に加える。
c) 荷重F3は,すべての丁番の高さの位置に,図5E−E断面図に示す軸線上で5.c)に示す鋼製厚板の幾何学的中心位置又はそれのなるべく近い位置に加える。
d) 荷重F4は,閉鎖状態のもとで,錠又はボルト(かんぬき)の位置に,5.c)に示す鋼製厚板若しくは5.d)に示すシャックルを用いて図6に示す軸線上に加える。
6.3 載荷 載荷は,それぞれの荷重をショックや極端なスピードを与えることなく,1分間で最大圧力に
なるように徐々に加圧し,この圧力を1分間保持する。
6.4 記録 試験中及び試験後,次の事項を記録する。
− 荷重
− 最大たわみ
− 残留たわみ
− 変位
− 最終に残った損傷
7. 試験報告書 試験報告書には,次の事項を記載する。
a) 戸とドア枠の材質,形式,寸法,形状,構造及び仕上げに関する詳細な情報並びに使用されている金具に関する記述。
b) 荷重F1,F2,F3及びF4とその載荷位置。
c) 試験の結果生じた損傷の程度と位置の詳細。

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