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JIS Z0212:1998 pdfダウンロード

JIS 09-28
JIS Z0212:1998 pdfダウンロード

JIS Z0212:1998 pdfダウンロード。包装貨物及び容器−圧縮試験方法 Packaged freights and containers−Method of compression test
1. 適用範囲
この規格は,金属,木材,段ボール・板紙,プラスチックなど,又はこれらの組合せからなる包装貨物及び容器について,圧縮試験機を用いた圧縮試験方法について規定する。 備考1. この方法は,物流過程において包装貨物及び容器が下積みになったときの圧縮強さの試験に適している。 なお,附属書で規定している方法は,実際の輸送環境条件での評価を行う場合に適している。 2. この規格の中で { } を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 7733 圧縮試験機−力の検証方法
JIS P 8127 紙及び板紙の水分試験方法
JIS Z 0201 試験容器の記号表示方法
備考 ISO 2206, Packaging−Complete, filled transport packages−Identification of parts when testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 0203 包装貨物試験の前処置
備考 ISO 2233, Packaging−Complete, filled transport packages−Conditioning for testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 JIS Z 2101 木材の試験方法
3. 装置
3.1 圧縮試験機 圧縮試験機は,JIS B 7733によるほか,次の条件を備えていなければならない。
a) 圧縮盤の大きさは,供試品を十分支持できるものとする。
b) 供試品のりょうを保持するために,圧縮盤の中央に取り外すことができる金属製で直角形の溝のある上下2個一組の附属器具を準備しておく。ただし,この溝の深さと角度は,供試品の圧縮強さに影響するものであってはならない。
c) 供試品の角(かど)を保持するために,角度120°の円すい形の穴をもち,取り外すことができる金属製附属器具上下2個一組を準備しておく。この器具の穴の深さは,供試品の一辺が1 000mm以内のものに対して30mmを超えてはならない。
d) 圧縮速度は,毎分10±3mmとする。ただし,剛性が特に高い供試品の試験は,その速度を緩やかにして行う。
e) 試験機は,年1回適切な方法によって,校正を行うことが望ましい。
3.2 記録装置 記録装置は,適用する荷重及び圧縮盤の変位の範囲を表示できるもので,その誤差は,適用する最大荷重に対しては±2%,圧縮盤の最大変位に対しては±1mmの精度をもつものとする。
3.3 寸法測定具 包装容器の寸法測定具は,±1mmの精度をもつものとする。
4. 供試品 供試品は,次による。
a) 供試品の記号表示は,JIS Z 0201による。 なお,直方体,円筒形容器以外の容器もこれに準じた適切な方法で表示する。
b) 供試品の数は,試験方法Aでは3個以上,Bでは5個以上が望ましい。
c) 供試品は,空箱,実際の内容品を入れたものか,又はこれと類似の内容品を入れたものとする。供試品の包装は,すべて出荷の場合と同じ状態で行い,必要に応じて密封,封かん,結束などを施す。
d) 段ボール箱,ファイバー箱などでフラップをもつ供試品は,組み立てて,テープその他の封かん材を施す。ただし,フラップを外側に折り曲げるときは,90°以内とする。 e) 試験に先立ち,供試品の総質量及び外のり寸法を測定する。
参考 容器材料の含水率を知る必要がある場合は,紙箱はJIS P 8127,木箱はJIS Z 2101によって含水率を測定する。
5. 前処置 供試品は試験に先立ち,JIS Z 0203によって前処置を行う。この場合,前処置の温度・湿度条件は,試験の目的によって定める。 なお,必要に応じて浸水,散水などを行う。
6. 試験方法
6.1 方法A 主として圧縮縮荷重による内容品の損傷を調べるために,包装貨物の圧縮試験を行う。
6.2 方法B 容器自体の圧縮強さを知るため,空容器の圧縮試験を行う。
6.3 手順 6.1及び6.2の試験方法とも,次の要領で行う。
a) 圧縮方向は,対面とする。必要に応じて,対りょう及び対角の試験を行う。
b) 供試品は,不均衡な荷重を受けないように,正確に圧縮盤の中央に置く。
c) 方法Aにおいて,圧縮量を測定する場合の起点は,表1に示す初期荷重を加えた点とする。

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