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JIS Z0205:1998 pdfダウンロード

JIS 09-28
JIS Z0205:1998 pdfダウンロード

JIS Z0205:1998 pdfダウンロード。包装貨物−水平衝撃試験方法 Packaged freights−Method of horizontal impact tests
1. 適用範囲
この規格は,包装貨物の水平衝撃試験(水平面試験,傾斜面試験及び振子試験)の方法について規定する。試験は,水平衝撃の影響を調査する単独試験として,又は水平衝撃を含む流通方式に耐える包装貨物の能力を測定するように計画された,一連の試験の一部として実施することができる。 備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS P 8127 紙及び板紙の水分試験方法 JIS Z 0201 試験容器の記号表示方法
備考 ISO 2206, Packaging−Complete, filled transport packages−Identification of parts when testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 0203 包装貨物試験の前処置
備考 ISO 2233, Packaging−Complete, filled transport packages−Conditioning for testingからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 2101 木材の試験方法
3. 装置
3.1 一般 包装貨物に水平速度を与えて,衝突面との衝突によって水平衝撃を加える衝撃試験装置は,次の条件を備えていなければならない。
3.2 衝突面
a) 次のいずれかとする。 1) 傾斜面試験機では,垂直に対して10±1°傾けた面
2) 水平面試験機又は振子試験装置では,垂直に対して1°以内の面
b) 衝突面の寸法は,包装貨物の衝撃作用面より大きいものとする。
c) 衝突面は,衝撃によって容易に損傷を生じることのないよう十分な剛性をもつものとする。
備考 衝突面は,表面のいずれかに15.7MPa {160kgf/cm2} の荷重を加えたとき,0.25mmを超えるゆがみを生じないようにする。
d) 供試包装物の特定部分に衝撃を集中させる場合には,その目的に適合する障害物を衝突面に設けることができる。
3.3 傾斜面試験機 傾斜面試験機の主要な部分は,水平面に対し10°傾斜した2本のレールをもつ傾斜滑走台,滑走路,滑走車及び衝撃板からなり,次の条件を備えていなければならない(参考図1参照)(1)。 注(1) 目的によって,滑走台の長さは任意でよい。
a) 傾斜滑走台及び滑走路
1) 試験のとき動揺がないように,堅固に作られていなければならない。
2) 滑走路は滑走が支障なくできるように,滑らかで湾曲がなく,また,滑走車を衝撃板から任意の位置に置くために,距離の目盛を表示する。
3) 滑走用レールは鋼製で,水平面に対し10±1°傾斜し,滑走車が滑走したとき脱線しないような装置とする。
4) 滑走車が衝撃板に衝突したときの速度を測定できる装置又はグラフを備え付ける。
5) 滑走車を引き上げるために綱及びウインチを備え,さらに滑走路の所要の位置から自然状態又は同一条件で繰り返し発走させるための,自動けん引装置を備え付ける。
b) 滑走車
1) 滑走車は,剛性のある車台に鋼製の車輪を備えたものとする。
2) 車台の表面には,ボルト,くぎ類など試験結果に影響を及ぼす突起物がないものとする。
3) 車輪の直径は75mm以上で,車軸には,玉軸受又はころ軸受を用いる。
c) 衝撃板 1) 滑走路の最下端に備え付け,滑走車の運動方向に対し90°で,衝撃に対し十分耐えるような剛構造とする。
2) 衝突面は,3.2の規定に適合し,表面にはボルト,くぎ類など試験結果に影響を及ぼすような突起物がないものとする。
3) 衝撃板の下部は,衝突面と同一面とするか,滑走車が停止する前に包装貨物が衝突面に衝突するように,滑走車が衝撃板の下を約100mm移動できる構造とする。その場合,滑走車が衝撃を受けた後,包装貨物が跳ね返るのを防ぐための緩衝装置を設けることが望ましい。
3.4 水平面試験機 水平面試験機の主要部分は,水平面に固定された2本のレールをもつ滑走路,滑走車及び衝撃板からなり,次の条件を備えていなければならない。
a) 滑走路
1) 滑走路は,滑走が支障なくできるように,滑らかで湾曲がないものとする。
2) 滑走用レールは鋼製で,滑走車が滑走したとき脱線しないような装置とする。
b) 滑走車
1) その速度が衝突の瞬間に分かるような方法で,機械的に駆動できるものとする。 2) 滑走車と供試包装貨物との間の表面摩擦は,包装貨物が休止から衝突までの運動の間は滑走車上で移動しないが,衝突の時点では自由に移動するような程度とする。

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