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JIS B1086:1998 pdfダウンロード

JIS 09-30
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JIS B1086:1998 pdfダウンロード。ナットの拡張試験 Widening test on nuts
1. 適用範囲
この規格は,JIS B 1042で規定される表面欠陥の合否を評価するための試験手順を規定しており,快削鋼製のナットには適用しない。 この規格は,次のナットに適用する。 − ねじの呼び径d 5〜39mm − 部品等級 A及びB − JIS B 1052の附属書1及び附属書2による強度区分
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 1052 鋼製ナットの機械的性質 備考 ISO 898-2 : 1992, Mechanical properties of fasteners−Part 2 : Nuts with specified proof load values−Coarse thread及びISO 898-6 : 1994, Mechanical properties of fasteners−Part 6 : Nuts with specified proof load values−Fine pitch threadからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 1056 プリベリングトルク形戻り止め鋼製ナットの機械的性質及び性能
備考 ISO 2320 : −1) Prevailing torque type steel hexagon nuts−Mechanical and performance propertiesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 1042 締結用部品−表面欠陥 第2部 ねじの呼びM5〜M39のナット
備考 ISO 6157-2 : 1995, Fasteners−Surface discontinuities−Part 2 : Nutsがこの規格と一致している。
3. 拡張試験
3.1 原理 ねじ部を呼び径まで除去した後,テーパのついたマンドレルをナットに押し込む。拡張量は,穴の直径に対する百分率として評価する。
3.2 試験用マンドレル 図1に示す試験用マンドレルは,それぞれ,6%又は4%の拡張試験に用いる(4.参照)。マンドレルの最小硬さは,45HRCとし,円すい部分は,ポリシング仕上げ(粗さRa=2.5μm)とする。
3.3 試験ナット 拡張試験を受けるナットは,公差H12で,ねじの呼び径と等しい直径までねじ部を除去する。
3.4 手順 試験を行う前に,マンドレルに二硫化モリブデン (MoS2) を塗布する。 図2に示すように,マンドレルをナットに挿入し,マンドレルの円筒部が抜けるまで,軸方向に,徐々にかつ連続的に荷重を作用させる。マンドレルは,上端部をしっかりと固定する。疑義が生じた場合の判定目的に対しては,挿入速度は,25mm/minを超えてはならない。

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