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JIS A1107:2002 pdfダウンロード

JIS 09-28
JIS A1107:2002 pdfダウンロード

JIS A1107:2002 pdfダウンロード。コンクリートからのコアの採取方法 及び圧縮強度試験方法 Method of sampling and testing for compressive strength of drilled cores of concrete
1 適用範囲
この規格は,コンクリートからのコアの採取方法と,コア供試体の圧縮強度試験の方法について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 1920-6:2004,Testing of concrete−Part 6: Sampling, preparing and testing of concrete cores(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1132 コンクリート強度試験用供試体の作り方
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7513 精密定盤
JIS B 7524 すきまゲージ
JIS B 7526 直角定規
JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法
3 装置 装置は,次のとおりとする。
a) 圧縮試験機は,JIS B 7721の箇条7(試験機の等級)に規定する1等級以上のものとする。
b) はかりは,供試体質量の0.1 %以下の目量をもつものとする。 c) ダイヤルゲージは,JIS B 7503に規定する0.001 mm以下の目量をもつものとする。
d) ノギスは,JIS B 7507に規定するものとする。
e) 精密定盤は,JIS B 7513に規定するものとする。
f) すきまゲージは,JIS B 7524に規定するものとする。
g) 直角定規は,JIS B 7526に規定するものとする。
4 コアの採取時期及び方法
コアの採取時期及び方法は,次のとおりとする。 a) コアの採取は,コンクリートが十分に硬化して,粗骨材とモルタルとの付着が採取作業によって害を受けなくなった時期1) に行う。また,採取の際,供試体が破損したり,粗骨材が緩んだりしないようにする。 注1) 一般に材齢14日以降とするか,圧縮強度が15 N/mm2以上に達した後とするのがよい。
b) コアの採取には,コンクリート用コアドリルを用いる。
c) コア供試体を作るためにコンクリート片を採取する場合は,コアドリルによって採取する作業でコンクリートの品質が損なわれない部分から,所要の寸法及び精度の供試体を作ることができるように,十分に大きくかつ正確にこれを採取する。
d) コアは,打継ぎ面,型枠際をさけ,鉄筋がない箇所から採取する。やむを得ず鉄筋を含む場合は,強度への影響が最も少ない位置とする。
5 供試体の寸法 コア供試体の寸法は,次のとおりとする。
a) コア供試体の直径は,一般に粗骨材の最大寸法の3倍以上とする。
b) コア供試体の高さと直径との比は,1.90〜2.10を原則とし,どのような場合にも1.00を下回ってはならない。
6 試験の準備と供試体の測定
試験の準備と供試体の測定は,次のとおり行う。
a) コア供試体に異常がないことを外観の目視観察によって確認する2)。
注2) コア供試体中に鉄筋が含まれる場合は,鉄筋の径,位置を搬入時又は整形後にノギスを用いて1 mmの単位で測定すればよい。 なお,鉄筋の直径,長さなどは,試験後にコア供試体から取り出して測定すればよい。
b) コア供試体の母線の直線度3) はコア供試体の平均直径の3 %以内4) とする。
注3) 直線度は,母線の最も高い所と最も低い所を通る二つの平行な直線を考え,この直線間の距離をもって表す。
4) コア供試体の母線の直線度を測定する場合は,ノギスかこれと同等以上のものを用いて測定すればよい。

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