Location: Home > JIS > JIS A4201:2003 pdfダウンロード

JIS A4201:2003 pdfダウンロード

JIS 09-27
JIS A4201:2003 pdfダウンロード

JIS A4201:2003 pdfダウンロード。建築物等の雷保護 Protection of structures against lightning
1. 一般事項
1.1 適用範囲及び目的
1.1.1 適用範囲 この規格は,建築物又は煙突,塔,油槽などの工作物その他のもの(以下,建築物等という。)に適用する雷保護システムの設計及び施工について規定する。 次の場合は,この規格の適用範囲外である。
a) 鉄道システム
b) 建築物等の外部に設ける送電,配電及び発電システム(建築物等に付帯するものを除く。)
c) 建築物等の外部に設ける通信システム(建築物等に付帯するものを除く。)
d) 車両,船舶,航空機及び沖合設備
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 IEC 61024-1: 1990,Protection of structures against lightning ‒ Part 1: General principles (MOD)
1.1.2 目的 この規格は,1.1.1に示す建築物等並びにその内部又は上部の人間,設備及び収容物に対する効果的な雷保護システムの設計,施工,検査及び保守に関する情報を提供する。
1.2 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
1.2.1 落雷 (Lightning flash to earth) 雲と大地間の大気に発生する放電で,1回以上の雷撃を含む。
1.2.2 雷撃 (Lightning stroke) 落雷における1回の放電。
1.2.3 雷撃点 (Point of strike) 雷撃が大地,建築物等又は雷保護システムと接触する点。 備考 落雷は,二つ以上の雷撃点をもつことがある。
1.2.4 被保護物 (Space to be protected) この規格に従って雷の影響に対して保護しようとする建築物等の部分又は範囲。 1.2.5 雷保護システム [Lightning protection system (LPS)] 雷の影響に対して被保護物を保護するために使用するシステムの全体。これには,外部及び内部雷保護システムの両方を含む。 備考 特別の場合,雷保護システムは外部雷保護システム又は内部雷保護システムの片方を指すことがある。
1.2.6 外部雷保護システム (External lightning protection system) 受雷部システム,引下げ導線システム及び接地システムからなるシステム。
1.2.7 内部雷保護システム (Internal lightning protection system) 被保護物内において雷の電磁的影響を低減させるため,1.2.6のシステムに追加するすべての措置で,等電位ボンディング及び安全離隔距離の確保を含む。
1.2.8 等電位ボンディング (Equipotential bonding) 内部雷保護システムのうち,雷電流によって離れた導電性部分間に発生する電位差を低減させるため,その部分間を直接導体によって又はサージ保護装置によって行う接続。 1.2.9 受雷部システム (Air-termination system) 外部雷保護システムのうち,雷撃を受けるための部分。
1.2.10 引下げ導線 (Down-conductor) 外部雷保護システムのうち,雷電流を受雷部システムから接地システムへ流すための部分。
1.2.11 接地システム (Earth-termination system) 外部雷保護システムのうち,雷電流を大地へ流し拡散させるための部分。
備考 抵抗率の大きい土壌において,接地システムは付近の大地への落雷によって土壌に流れる雷電流を捕そくすることがある。
1.2.12 接地極 (Earth electrode) 大地と直接電気的に接触し,雷電流を大地へ放流させるための接地システムの部分又はその集合。
1.2.13 環状接地極 (Ring earth electrode) 大地面又は大地面下に建築物等を取り巻き閉ループを構成する接地極。
1.2.14 基礎接地極 (Foundation earth electrode) 建築物等の鉄骨又は鉄筋コンクリート基礎によって構成する接地極。
1.2.15 等価接地抵抗 (Equivalent earth resistance) 接地電圧と接地電流のピーク値の比。一般に,このピーク値は同時に発生しないが,接地システムの効率を表すため,この比を慣例的に使用する。

Download