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JIS R1681:2007 pdfダウンロード

JIS 09-22
JIS R1681:2007 pdfダウンロード

JIS R1681:2007 pdfダウンロード。ファインセラミックス多孔体の 球圧子押込み試験方法 Testing method for sphere indentation of porous fine ceramics
1 適用範囲
この規格は, フィ ルター, 触媒担体, 湿度センサーなどに使用される気孔率 30 %~ 60 %のファインセラミックス多孔体の室温における球圧子押込み試験方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様( GPS) - 表面性状: 輪郭曲線方式- 用語, 定義及び表面性状パラメータ
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は, JIS R 1600 によるほか, 次による。
3.1
ファインセラミックス多孔体
フィ ルター, 触媒担体, 湿度センサーなどに用いられる気孔率 30 %~ 60 %の多孔質セラミックス。
3.2
球圧子
球圧子押込み試験において, 試験片の荷重点に圧縮負荷を加えるための球。
3.3
球圧子押込み破壊
球圧子押込みによる圧縮負荷によって, 試験片が大きく 2 個以上に破断するか, 多数の小片又は粉末状に破壊すること。 これに伴い, 押込み負荷は, 無負荷状態になるか, 又は荷重が大幅に低下する。
3.4
球圧子押込み強さ
試験片の荷重点に球圧子押込みによる圧縮荷重を加えたとき, 試験片の破壊までに得られた最大荷重。
4 装置及び器具
4.1 試験機 クロスヘッド速度を一定に保つことができ, 最大荷重の± 1 %以下の精度で荷重を計測できるものとする。
4.2 球圧子 球圧子は, JIS B 1501 で規定する呼び 3 / 4 の鋼球を用いる。
4.3 台座 試験片の下に配置する台座は,JIS G 4051 で規定する炭素の含有率が質量分率 0.4 %~ 0.6 % の機械構造用炭素鋼鋼材, 又はそれと同等以上の硬さをもつものを用いる。 台座は, 厚さが 10 mm 以上, 試験片接触面の面積が, 試験片と台座の接触面積の 4 倍以上のものを用いる。 台座の試験片接触面は, JIS B 0601 に規定する 0.4 µmRa 以下に仕上げ, その平行度は, JIS B 0621 に規定する 0.01 mm 以下とする。
4.4 マイクロメータ マイクロメータは, JIS B 7502 に規定する外側マイクロメータ又はこれと同等以 上の精度をもつものを用いる。
4.5 ダイヤルゲージ ダイヤルゲージは, JIS B 7503 に規定する目盛が 0.01 mm のダイヤルゲージ又は これと同等以上の精度をもつものを用いる。 5 試験片 5.1 試験片の形状及び寸法 試験片の形状は, 正方形の平板とする。 標準寸法は, 正方形の一辺の長さ 20.0± 0.1 mm, 厚さ 10.0± 0.1 mm とする。 試験片上下面の平行度は, JIS B 0621 に規定する 0.01 mm 以下とする。 試験片は, 800 番以 上の粒度のと( 砥) 石によって仕上げ加工を行う。 研削加工時に用いられるワックスなどの残留が予測さ れる場合には, 有機溶剤による洗浄, 高温での焼き飛ばしなどを行い, 除去する必要がある。 寸法が標準 寸法と異なる場合には, 報告で記載する。
5.2 試験片の個数 試験片の個数は, 10 個以上とする。
6 試験方法 6.1 試験片の寸法の測定 試験片の寸法は, JIS B 7502 に規定するマイクロメータ又はこれと同等以上の精度をもつ測定装置を用 いて, あらかじめ 0.01 mm の精度で測定する。 6.2 試験片の位置及び負荷方法 試験片を台座の中心に置き, 台座, 試験片及び球圧子のそれぞれの中心軸が, 同一線上にあることを確 認する。 球圧子を試験片に押し込み, 負荷をかける。 球圧子押込み試験方法の概略図を図 2 に示す。

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