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JIS R3108:2007 pdfダウンロード

JIS 09-22
JIS R3108:2007 pdfダウンロード

JIS R3108:2007 pdfダウンロード。建築用ガラスの落球による防犯性能試験方法 Glass in building- Forced-entry security glazing- Test and classification by repetitive ball drop
1 適用範囲
この規格は, 硬い物体による打撃に対する抵抗をもち, 保護領域への物及び/ 又は人の侵入を短時間遅らせる防犯性能をもつガラス製品の要求事項及び試験方法並びに鋼球の繰返し落下に対する防犯性能区分を規定する。
なお, この規格は, 用途別の防犯性能区分を規定していないため, ガラス製品に必要な防犯性能区分は用途ごとに指定するのがよい。
また,この規格では,打撃に対する機械的な抵抗力だけを取り扱うが,実際には他の特性も重要である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を, 次に示す。
ISO 16936-1:2005, Glass in building- Forced-entry security glazing- Part 1: Test and classification by repetitive ball drop (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム- 硬さの求め方
注記 対応国際規格: ISO 48:1994, Rubber, vulcanized or thermoplastic- Determination of hardness(hardness between 10 IRHD and 100 IRHD), /Amendment 1:1999, ISO 7619-1:2004, Rubber,vulcanized or thermoplastic- Determination of indentation hardness- Part 1: Durometer method (Shore hardness)及び ISO 7619-2:2004, Rubber, vulcanized or thermoplastic- Determination of indentation hardness- Part 2: IRHD pocket meter method( 全体評価: MOD)
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験- 試験方法
注記 対応国際規格: ISO 6508-1, Metallic materials- Rockwell hardness test- Part 1: Test method (scales A, B, C, D, E, F, G, H, K, N, T) (MOD)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は, 次による。
3.1
防犯性能をもつガラス製品
外力に対して抵抗力をもつガラス製品( 単層又は多層で構成され, 各層の厚みは均一とする。 なお, プラスチックの層を含んでもよい。 )。
注記 1 このガラス製品は透明でも半透明でもよい。
注記 2 次の場合は, 防犯性能が同レベル又はより 高いレベルの製品とみなす。
- 個々の層の色が異なるが, 外力に対する抵抗力が変わらないもの。
- 防犯性能をもつガラス製品のいずれかの表面に, 他の製品が, 合わせ接着されたもの, 又は, 空気層を挟んで付加されたもの。
- 防犯性能をもつガラス製品の全面又は一部に, 警報用ワイヤ, 加熱用ワイヤ, 印刷, コーティ ングなどが施されていても外力に対する抵抗力が変わらないもの。
3.2
非対称構成材料
製品の両側の表面から構成を見た場合に, ガラス, プラスチック, 及び/ 又は中間層で, 種類, 厚さ, 仕上げ, 及び/ 又は性能が異なっている製品。
3.3
防犯性能区分
工具類などの打撃, 又は物を投げつけることで, 製品に孔をあけ, 侵入しようとする人の行為に抵抗する性能のレベル。
4 供試体
それぞれの防犯性能区分について, 供試体 3 枚を試験する。
試験時の不具合により不適切な結果が生じる場合に備え, 予備の供試体を少なく とも 1 枚用意しておくのが望ましい。
供試体が非対称構成材料の場合は, 供試体数を 2 倍にする。
供試体の寸法は, 長さ 1 100± 5 mm× 幅 900± 5 mm とする。 周辺には目に見えるような欠け, クラック 及びきずがあってはならない。 ガラスは取扱いを容易にするために, 軽く 糸面取りを施した方がよい。 供試体は, 試験直前まで 18± 3 ℃の環境で少なく とも 12 時間, 垂直に自立させて保管する。
5 試験装置
5.1 鋼球 鋼球は, 直径 100± 0.2 mm, 質量 4.11± 0.06 kg とする。 表面は滑らかで, 硬度は JIS Z 2245 に規定する ロックウェル硬さ( C スケール) で 60 HRC~ 65 HRC とする。
5.2 保持装置 鋼球を保持する装置は, 許容される誤差内で高さを調整できなければならない( 表 1 参照)。 鋼球の保持 装置及び落下機構は, 鋼球が重力によって垂直方向に自然落下し, 運動又は回転させない構造のものとす る。

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