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JIS A1801:2009 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS A1801:2009 pdfダウンロード

JIS A1801:2009 pdfダウンロード。コンクリ ート生産工程管理用試験方法- コンクリ ート用細骨材の砂当量試験方法 Methods of test for production control of concrete – Method of test for sand equivalent value of fine aggregates for concrete
1 適用範囲
この規格は, 主としてコンクリ ートの生産工程管理に適用するもので, コンクリ ート用細骨材の砂当量1) の試験方法について規定する。
注1)
砂当量は, 粘土などの超微粒子を含む微粒分量と強い相関があり , 細骨材の全容積に対する微細物質を除いた分の容積の比の指標となる。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS K 8123 塩化カルシウム( 試薬)
JIS K 8295 グリ セリ ン( 試薬)
JIS Z 8801-1 試験用ふるい- 第 1 部: 金属製網ふるい
3 試験用器具及び試薬
3.1 試験用器具
試験用器具( 図 1 参照) は, 次による。
3.1.1 メスシリ ンダー メスシリ ンダーは, 透明のプラスチック製とし, 内径 32 mm, 高さ 450 mm のもので,メスシリ ンダーの内底面から高さ 400 mmまで,2 mm間隔の目盛を付けたゴム栓付きのものとする。
3.1.2 洗浄管 洗浄管は, 外径 6.4 mm の黄銅又は銅製のもので, ゴムチューブ付きのものとする。
3.1.3 サイフォン式溶液瓶 サイフォン式溶液瓶は,容量約 5 Lで,栓に 2 本の銅管が付いたものとする。
3.1.4 計量容器 計量容器は, 内径 60± 1 mm, 容量 90± 2 mL のものとする。
3.2 試薬
試薬は, 次による。
3.2.1 塩化カルシウム 塩化カルシウムは, JIS K 8123 に規定する特級とする。
3.2.2 グリ セリ ン グリ セリ ンは, JIS K 8295 に規定する特級とする。
4 試料
試料は,表面水を適度にもつ状態の代表的なものを採取し,JIS Z 8801-1 に規定する公称目開き 4.75 mmの網ふるいを通過するものを約 2 kg 取り 出し, 十分に混合したものとする。
なお, 表面水を適度にもつ状態とは, 細骨材を手で握っても固まらない程度の状態をいう。
5 試験溶液の作製及び試験方法
5.1 試験用溶液の作製
無水塩化カルシウム 120 g を蒸留水又は水道水 500 mL に溶かし室温まで冷却した後, グリ セリ ン 540 gを加えてかく はんし, よく 混ぜ合わせて原液とする。
原液を十分にかく はんし, 混合した後, 120 mL を分取し, 更に蒸留水又は水道水で 5.0 L にまで希釈して試験用溶液とする。
なお, 原液及び希釈液の保存は, 試験室内にて常温下で 1 か月間まで行うことができる。
5.2 試験方法
試験方法は, 次による。
a) 溶液瓶の短いチューブから, 息を吹きながらピンチコックを開いてサイフォン作用を起こさせ, メス シリ ンダーに試験用溶液を約 10 cm の高さまで入れる。
b) 試料を計量容器にすく い取り , 軽く 揺すった後, 余剰分を押さえ付けないように計量容器の上縁に沿 ってならし定規でかき取り, 計量容器内の試料をメスシリ ンダーに入れる。 さらに, 計量容器内に付 着した試料を, 少量の試験用溶液で洗い落とし, メスシリ ンダーに入れる。
c) メスシリ ンダーの底を手のひらで数回たたいて, 気泡を追い出す。
d) メスシリ ンダーを 10 分間静置する。
e) メスシリ ンダーにゴム栓をして水平に倒し, 両端を手で持ち左右に強く 振る。 その振り 幅は約 20 cm とし, 約 30 秒間に 90 往復させる。
f) メスシリ ンダーのゴム栓を外し, 洗浄管を差し込み, ピンチコックを開いて, メスシリ ンダーの内面 をよく ゆすぎながらメスシリ ンダーの底部まで管を降ろす。
g) メスシリ ンダーをゆっく り回しながら, 細骨材の中から微細物質を上方へ洗い出すように洗浄管を上 下に動かす。
h) 液面が目盛最上部近く まで上がってきたら,メスシリ ンダーを台上に静置した後 洗浄管をゆっく り 引 き上げていき, 洗浄管を取り 去る寸前にピンチコックによって流れを調節し, 最終的に液面が目盛最 上線と一致するようにする。
i) その後, 直ちにメスシリ ンダーを台上に置いたまま, 軽く 水平に 20~ 30° 程度旋回させて, 細骨材の 上面を水平にする。
j) メスシリ ンダーを 20 分間静置する。 そのときの溶液の温度は, 20± 5 ℃とする。
k) 沈降した微細物質の上端の高さと, 細骨材の上端の高さを一目盛の 1/2 まで読み取って記録する。
l) メスシリ ンダーの溶液の温度を, 測定して記録する。
6 計算
計算は, 次による。
a) 細骨材の砂当量は, 次の式によって算出し, 四捨五入によって小数点以下 1 けたに丸める。

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