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JIS K0461:2006 pdfダウンロード

JIS 09-21
JIS K0461:2006 pdfダウンロード

JIS K0461:2006 pdfダウンロード。競合免疫測定方法通則 Guidelines for competitive immunoassay
1. 適用範囲
この規格は,水・土壌中の,農薬及びその分解物,内分泌かく(撹)乱物質,女性ホルモン,残留性有機汚染物質(POPs)並びに界面活性剤を競合免疫測定方法を用いて定量する場合の通則について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 15089:2000,Water quality−Guidelines for selective immunoassay for the determination of plant treatment and pesticide agents (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0127 イオンクロマトグラフ分析通則
JIS K 0970 プッシュボタン式液体用微量体積計
JIS K 3211 界面活性剤用語
JIS K 3600 バイオテクノロジー用語
JIS K 8622 炭酸水素ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 0410-3-1 水質−サンプリング−第1部:サンプリング計画策定の指針
JIS K 0410-3-2 水質−サンプリング−第2部:サンプリング技術の指針
JIS K 0410-3-3 水質−サンプリング−第3部:試料の保存及び取扱いの指針 ISO/TR 13530 Water quality-Guide to analytical quality control for water analysis ISO 10381-1 Soil quality−Sampling−Part 1: Guidance on the design of sampling programmes
ISO 10381-2 Soil quality−Sampling−Part 2: Guidance on sampling techniques
ISO 10381-3 Soil quality−Sampling−Part 3: Guidance on safety ISO 10381-4 Soil quality−Sampling−Part 4: Guidance on the procedure for investigation of natural, near-natural and cultivates sites ISO 14507 Soil quality−Pretreatment of samples for determination of organic contaminants
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 3600及びJIS K 3211によるほか,次による。
3.1 親和性 (affinity) 分析対象成分への抗体の結合の強さ。
備考 結合の強さは,Ab+H=AbHで表される反応の平衡定数(K)によって定義される。ここで,Abは抗体の結合部位,Hはハプテンである。 K は,質量作用式)/(HAbAbHcccK×=で示される。
3.2 分析対象成分 (analyte) 競合免疫測定方法の対象となる,水・土壌中の測定成分。
3.3 抗体 (antibodies) 免疫反応によって脊椎動物に産生されるたん(蛋)白。それぞれ抗原又はハプテンと選択的に結合する。
備考1. 単クローン抗体(mAb)は,ハイブリドーマ単細胞クローンから作り出される均一な抗体。 2. ポリクローナル抗体(pAb)は,プラズマ細胞の幾つかのクローンによって生産される抗体の混合物。
3. 組換え抗体(rAb)は,遺伝子組換え技術で確立された技法を用いて生産される抗体。
3.4 標識抗体 (antibody conjugate) 酵素,蛍光色素などで標識された抗体。
3.5 抗原 (antigen) 抗体の産生を促進して,それらと反応する物質。
3.6 抗血清 (antiserum) 免疫した脊椎動物の血液から細胞成分及び凝固系因子を取り除いて得られる血清。
備考 抗血清は,通常,抗原又はハプテンに対して,多数の異なる親和性を示すことのできる複数の抗体を含む。
3.7 固定化複合体 (coating conjugate) 固相に固定化された,ハプテンと結合した巨大分子(ハプテン−キャリア複合体としても知られる。)。
備考 固定化複合体は,分析対象成分によって占有されていない抗体の結合部位に対して,結合させるために用いられる。
3.8 競合免疫測定方法 (competitive immunoassay) 抗体の結合部位のうち,試料中の分析対象成分によって占有されている割合を検出する試験方法。 備考 この試験方法は,占有されていない抗体の結合部位に結合し,次の反応後に測定シグナルを生じるトレーサーを加えることによって実施される。
3.9 交差反応性 (cross-reactivity) 分析対象成分とは構造的に異なる物質に対して,抗体又は抗血清が反応する度合い。
備考1. このような物質に対する抗体又は抗血清の交差反応性は,各検量線の比較によって求められる。この場合,分析対象成分に対して得られる基準曲線が,基準量(=100 %の交差反応性)として用いられる。交差反応性は,通常,IC50で決定される。抗体又は抗血清の選択性(いわゆる特異性)は,交差反応性と逆の関係にある。抗体又は抗血清は,異なる物質に対して異なる親和性を示す。ある特定の物質に対する抗血清の交差反応性は,その測定濃度範囲内でも変化することがある。大抵の場合,免疫原の構造が抗血清の選択性(いわゆる特異性)を本質的に決定する。抗血清でよく見られるように,種々の抗体が集合体として存在してい

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