Location: Home > JIS > JIS Z8520:2008 pdfダウンロード

JIS Z8520:2008 pdfダウンロード

JIS 09-20
JIS Z8520:2008 pdfダウンロード

JIS Z8520:2008 pdfダウンロード。人間工学−人とシステムとのインタラクション− 対話の原則 Ergonomics of human-system interaction-Part 110:Dialogue principles
1 適用範囲
この規格は,一般的な表現(利用の場面,アプリケーション,環境又は技術に言及しない。)を用いて人間工学的な設計原則を規定し,それらの原則をインタラクティブシステムの分析,設計及び評価に応用する枠組みについて規定する。
この規格は,すべてのインタラクティブシステムへの適用が可能であるが,特定の利用の状況(例えば,安全重視のシステム及び協同作業)に特化した内容は規定しない。
この規格は,次の人を対象とする。
− ユーザインタフェース開発ツール及びスタイルガイドの設計者:ユーザインタフェース開発ツールを設計する場合に利用する。
− ユーザインタフェースの設計者:システムの開発過程で,この規格を適用する。
− システム開発者:システム設計及び実装過程でこの規格を適用する。
− 購買担当者:製品購入段階でこの規格を参照する。
− 評価担当者:製品がこの規格中の推奨事項に沿っていることを確認する。
注記 この規格中のすべての推奨事項は,どのような場合にも無条件に適用するものではなく,適用の可否は評価対象の利用の状況に応じて異なる。
この規格は,人間工学に基づいて人とインタラクティブシステムとの対話を設計する場合に必要となる対話の原則に重点を置きそれ以外の設計上の側面,例えば,マーケティング,感性,企業イメージなどは考慮しない。この規格で規定する4.1の対話の原則それぞれで規定する推奨事項は,必ずしも,各対話の原則にかかわるすべての側面を網羅していない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 9241-110:2006,Ergonomics of human-system interaction−Part 110: Dialogue principles (IDT) なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8521 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性についての手引
注記 対応国際規格:ISO 9241-11,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 11: Guidance on usability (IDT)
JIS Z 8522 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−情報の提示
注記 対応国際規格:ISO 9241-12,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 12: Presentation of information (IDT)
JIS Z 8523 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−ユーザー向け案内
注記 対応国際規格:ISO 9241-13,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 13: User guidance (IDT)
JIS Z 8524 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−メニュー対話
注記 対応国際規格:ISO 9241-14,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 14: Menu dialogues (IDT)
JIS Z 8525 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−コマンド対話
注記 対応国際規格:ISO 9241-15,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 15: Command dialogues (IDT)
JIS Z 8526 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−直接操作対話
注記 対応国際規格:ISO 9241-16,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 16: Direct manipulation dialogues (IDT) JIS Z 8527 人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−書式記入対話
注記 対応国際規格:ISO 9241-17,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals (VDTs)−Part 17: Form filling dialogues (IDT) 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 利用の状況 (context of use) ユーザー,仕事,装置(ハードウェア,ソフトウェア及び資材)並びに製品が利用される物理的及び社会的環境[JIS Z 8521の3.5(利用の状況)を参照]。
3.2 対話 (dialogue) 目標達成に向けた,人とインタラクティブシステムとの相互作用(ユーザーによる情報入力行為及びシステムによる応答の連鎖)。
注記 ユーザーの行為には,データを入力する行為だけではなく情報を求めて探し回る行為をも含む。
3.3 対話の原則 (dialogue principles) 対話を設計するための,幾つかの一般的な目標。 注記 対話の原則は,特定の技術又は技法に関係するものではない。
3.4 対話要件 (dialogue requirement) 特定の利用の状況において,ユーザーの必要性を満たす対話の特性。
3.5 目標 (goal) 意図する結果[JIS Z 8521の3.8(目標)を参照]。
3.6 インタラクティブシステム (interactive system) ユーザーが遂行する仕事の能率を上げるように,ユーザーからの情報入力を受け取り,ユーザーに出力の伝達を行う,ハードウェア及びソフトウェアの組合せ[JIS Z 8530の2.1(インタラクティブシステム)を参照]。
注記1 単にシステムと呼ぶこともある。
注記2 インタラクティブシステムという言葉は,JIS Z 8521に規定する作業システムとは異なる。
3.7 仕事 (task) 目標を達成するために必要な活動[JIS Z 8521の3.9(仕事)を参照]。 注記 この規格での“仕事”という言葉は,JIS Z 8521での使い方と同じく広い意味で使用し,必ずしも対話を通じて行うことだけに限らない。

Download