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JIS A1486:2014 pdfダウンロード

JIS 09-15
JIS A1486:2014 pdfダウンロード

JIS A1486:2014 pdfダウンロード。発泡プラスチック系断熱材の熱抵抗の長期変化 促進試験方法 Accelerated test method for long-term change in thermal resistance of rigid cellular plastics
1 適用範囲
この規格は,主に常温で使用される発泡プラスチック系断熱材の熱抵抗の長期的な変化を試験室において測定するための二つの方法(試験方法A及び試験方法B)について規定する。 なお,この規格は発泡ガスの放散による熱抵抗の長期変化を促進試験によって求める方法を示すものであり,これ以外の要因は含まない。 熱抵抗の測定は,次のいずれかの方法で行う。
試験方法A(5.1)は,一定の周囲温度に状態調節したスライスした試験片に対する短期間の測定方法である。測定した経時変化のデータを処理して,より厚い材料の熱抵抗の時間変化を算定する。 試験方法B(5.2)は,被覆層のない発泡プラスチック系断熱材を安全側の設計耐用期間の概算値(25年以上)として測定する簡易試験方法である。この方法は被覆層のない均質な材料に限り適用できる。ただし,材料の芯材及び被覆層からなる試料においては,経年変化の一次段階(通常5年以内)における熱伝導抵抗と時間との関係の傾きのばらつきが一つの試料内で10 %未満の場合,均質とみなすことができる。一般に,そのような製品は,成形スキン層,面材又は密度の分布がある場合においても,試験方法Bによって試験することが可能である。
注記1 断熱材の表面を覆う被覆層によって発泡ガス放散抑制効果が期待できる材料では,附属書JC,及び附属書JD又は附属書JEによって被覆層の拡散抵抗を測定し,附属書JA及び附属書JBによって長期的な変化を知ることができる。
注記2 厚さが通常の製品と同等の試料を対象とした場合,熱抵抗の長期変化のデータを得るには長期間の測定が必要となる。したがって,この促進試験方法の精度に関しては確定的なことはいえない。 注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 11561:1999,Ageing of thermal insulation materials−Determination of the long-term change in thermal resistance of closed-cell plastics (accelerated laboratory test methods)(MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 0202 断熱用語 注記 対応国際規格:ISO 7345,Thermal insulation−Physical quantities and definitions及びISO 9346,Hygrothermal performance of buildings and building materials−Physical quantities for mass transfer−Vocabulary(MOD) JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部:保護熱板法(GHP法)
注記 対応国際規格:ISO 8302,Thermal insulation−Determination of steady-state thermal resistance and related properties−Guarded hot plate apparatus(MOD) JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) 注記 対応国際規格:ISO 8301,Thermal insulation−Determination of steady-state thermal resistance and related properties−Heat flow meter apparatus(MOD) JIS A 9511 発泡プラスチック保温材 JIS A 9526 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
3 用語及び定義並びに記号及び単位 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0202によるほか,次による。また,この規格で用いる主な記号及びその単位は,表1による。
3.1 経年変化(ageing) 材料,製品又はシステムの物理,機械又は熱特性の経時変化。この規格では,発泡ガスの放散による熱抵抗の数年〜数十年にわたる変化をいう。
注記1 促進試験は,自然の状態での経年変化では起こり得ない影響を及ぼすことがある。したがって,促進試験方法及び結果の判断には注意が必要である。
注記2 経年変化の要因として,一部の低密度繊維系材料の沈下,発泡プラスチックのガス拡散などがある。 注記3 経年変化は,材料,製品又はシステムが暴露される環境,使用条件,形状,寸法又は仕上げに大きく影響される。経年変化への影響を正確に予測するためには,これらの要素の考慮が必要となる。

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