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JIS B7737:1995 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS B7737:1995 pdfダウンロード

JIS B7737:1995 pdfダウンロード。釣合い試験機 Balancing machines
1. 適用範囲
この規格は,剛性ロータを支持して,任意の測定面における不釣合いの大きさ及び不釣合い角度を指示する釣合い試験機(以下,試験機という。)について規定する。
備考1. 重力式釣合い試験機には,回転及び駆動に関する事項を除いてこの規格を適用する。 2. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
3. この規格の国際対応規格を,次に示す。
ISO 2953 Balancing machines−Description and evaluation 2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0153によるほか次による。
(1) ロータ 釣合わせの対象となる回転物体。
備考 この規格で用いる“ロータ”の用語は,JIS B 0153で定めた定義とは異なり,ジャーナルのない回転物体例えば,はずみ車などにも適用する。
(2) 比不釣合い 静不釣合いの大きさをロータ質量で割った量。これはロータ重心の軸中心線からの偏りに等しい。
(3) 重力式釣合い試験機 剛性ロータを回転させない状態で支え,静不釣合いの大きさと角度に関する情報を与える釣合い試験機。
(4) 遠心力式釣合い試験機 ロータを支えて回転させる装置をもち,ロータの不釣合いによる1回転に1回の振動的な力や運動を測定することのできる釣合い試験機。
(5) 1面釣合い試験機 1面釣合わせを行うための情報を与える重力式又は遠心力式釣合い試験機。
(6) 2面釣合い試験機 2面釣合わせを行うための情報を与える遠心力式釣合い試験機。
(7) ハード形釣合い試験機 支持部・ロータ系の固有振動数より低い使用速度をもつ釣合い試験機。
(8) ソフト形釣合い試験機 支持部・ロータ系の固有振動数より高い使用速度をもつ釣合い試験機。
(9) 横形釣合い試験機 測定運転のときに,ロータの回転軸が水平になるような構造をもつ釣合い試験機。
(10) 立形釣合い試験機 測定運転のときに,ロータの回転軸が鉛直になるような構造をもつ釣合い試験機。
(11) 到達最小不釣合い 釣合い試験機で達成できる最小の残留不釣合い。
(12) 到達最小比不釣合い 釣合い試験機で達成できる最小の残留比不釣合い。
(13) 呼び到達最小不釣合い 釣合い試験機の製造業者が示す到達最小不釣合いの値。
(14) 呼び到達最小比不釣合い 釣合い試験機の製造業者が示す到達最小比不釣合いの値。
(15) 不釣合い低減比 1回の釣合わせによって減った不釣合いの,初期不釣合いに対する比を百分率で表した値。
(16) 試しおもり ロータの不釣合いに変化を与えるために,ロータに試みに付加する質量。
3. 種類 試験機の種類は,次による。
(1) 測定面の数によって2面釣合い試験機(以下,2面試験機という。)と1面釣合い試験機(以下,1面試験機という。)とに区分する。
(2) 支持部・ロータ系の固有振動数と試験回転速度との大小関係によってハード形釣合い試験機とソフト形釣合い試験機とに区分する。
(3) 測定運転のときのロータの回転軸の方向によって立形釣合い試験機(以下,立形試験機という。)と横形釣合い試験機(以下,横形試験機という。)とに区分する。
(4) 測定運転のときにロータを回転させるか回転させないかによって遠心力式釣合い試験機と重力式釣合い試験機とに区分する。
4. 構造
4.1 ロータを支持する装置 ロータを支持する装置は,ロータが回転するときに,ロータを安全に支持する構造でなければならない。
4.2 ロータを駆動する装置 ロータを駆動する装置は,ロータを回転させるのに必要なトルクをロータに与える構造でなければならない。
4.3 不釣合いを測定する装置 不釣合いを測定する装置は,ロータ上の任意の二つの測定面(1面試験機では一つの測定面)の不釣合いの大きさと不釣合い角度とを安定に指示する構造でなければならない。

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