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JIS K0138:2018 pdfダウンロード

JIS 09-10
JIS K0138:2018 pdfダウンロード

JIS K0138:2018 pdfダウンロード。定量核磁気共鳴分光法通則(qNMR通則) General rules for quantitative nuclear magnetic resonance spectroscopy
3.6 核スピン(nuclear spin)
荷電粒子である原子核の自転運動する性質。
3.7 静磁場(static magnetic field)
時間的に変動しない磁場。
3.8 外部磁場(external magnetic field) NMR装置にかかる外部からの磁場。
3.9 磁気回転比(gyromagnetic ratio)
原子核が磁場中で歳差運動する角周波数を決定する,原子核種ごとに固有の定数。
核スピンの回転の速さと外部磁場の関係を示した定数。
3.10 緩和(relaxation) NMRにおいて,原子核がラジオ波を吸収して励起された状態から熱平衡状態に戻る過程。
3.11 緩和時間(relaxation time)
緩和に要する時間,又は緩和に要する時間を表す時定数。
3.12 化学シフト(chemical shift)
基準物質の共鳴周波数(化学シフト基準周波数δ 0 ppmとして)からのずれ(相対的位置)。
NMRスペクトルにおける,各シグナルの周波数と化学シフト基準周波数との周波数差を化学シフト基準周波数で除したもので定義し,単位はppmである。
3.13 スピン−スピン結合(spin-spin coupling)
共有結合した核スピン同士が電子を介して相互作用し,シグナルの分裂が起こる現象。
J coupling,J結合又はスピン結合ともいう。
3.14 スピン−スピン結合定数(spin-spin coupling constant)
スピン結合によって分裂したシグナルの間隔。J結合定数,J値又はスピン結合定数ともいう。
3.15 NMRスペクトル(NMR spectrum)
共鳴周波数のエネルギー吸収は,10−5秒程度の短時間のパルス波で行い,その後の遷移状態から熱平衡状態への10ミリ秒〜10秒オーダーの磁気緩和を時間−強度分布として検出する。この分布に対してフーリエ変換を行い,周波数(化学シフト)−強度分布としたもの。
3.16 シグナル面積(signal area)
設定したベースラインとシグナルとを囲む範囲を積分して得られる値。信号面積ともいう。
3.17 核オーバーハウザー効果(nuclear Overhauser effect) ある核スピンが緩和する過程で,磁気的に相互作用のある別のスピンのエネルギー準位に対して占有数を変化させる効果。
3.18 フリップ角(flip angle)
静磁場中の熱平衡状態における核磁化ベクトルが,ラジオ波パルスの印加によって静磁場の方向から倒れた角度。励起パルス角(exciting pulse angle)ともいう。
3.19 平衡磁化(equilibrium magnetization)
物体を静磁場に置いてから励起パルスを印加するまでの間に存在する磁化の状態。 3.20 遅延時間(pulse delay) パルス列の最初のパルスを打ってから,次の積算で同じパルスを打つまでの時間。
3.21 1H qNMRスペクトル(1H qNMR spectrum) プロトン(1H)を観測核としてqNMRによって得られたNMRスペクトル。
3.22 NMR装置(nuclear magnetic resonance spectrometer)
原子核が磁場中においてラジオ波を吸収する共鳴現象を利用した分光分析装置。
3.23 超伝導磁石(superconducting magnet) 超伝導現象によって,超伝導材料コイルに流れる永久電流によって作られる磁場を用いた磁石。
3.24 NMRプローブ(NMR probe)
ラジオ波(パルス)を照射したり,放出されるラジオ波(NMR信号)を検出したりするもの(NMR装置における検出器)。

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