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JIS K9903
  • JIS K9903:1994 pdfダウンロード。高純度試薬−アンモニア水 Highly purified ammonia solution 1. 適用範囲 この規格は,高純度試薬として用いるアンモニア水について規定する。 備考 この規格の引用規格を,付表1に示す。 2. 共通事項 この規格に共通する事項は,JIS K 0050, JIS K 8001及びJIS K 8007による。 3. 品質 品質は,4.によって試験し,表1に適合しなければならない。 4. 試験方法 4.1 濃度 (1) 要旨 試料に過剰の硫酸 (0.5mol/l) を加え,メチルレッド−メチレンブルー溶液を指示薬として1 mol/l水酸化ナトリウム溶液で逆滴定する。別に,同一条件で0.5mol/l硫酸の同量を滴定し,その滴定量の差からアンモニアの濃度を求める。 (2) 試薬 試薬は,次のとおりとする。 (a) 1 mol/l水酸化ナトリウム溶液 JIS K 8001の4.5(19.1)に規定するもの。 (b) 硫酸 (0.5mol/l) JIS K 8001の4.5(26.1)に規定するもの。 (c) メチルレッド−メチレンブルー溶液 JIS K 8001の4.4に規定するもの。 (3) 器具 器具は,次のとおりとする。 (a) はかり瓶 JIS R 3503に規定する筒形はかり瓶45×60mm。 (4) 操作 操作は,次のとおり行う。 (a) 硫酸 (0.5mol/l) 25mlをはかり瓶に正しくとり,その質量を0.1mgのけたまではかる。 (b) 約15℃に冷却した試料約1mlを(a)のはかり瓶に加え,室温まで放冷後,その質量を0.1mgのけたまではかる。 (c) 水でビーカー300mlに洗い移し,水を加えて約100mlとする。 (d) 指示薬としてメチルヘッド−メチレンブルー溶液0.2mlを加え,1mol/l水酸化ナトリウム溶液で滴定する(終点は,液の色が赤紫から灰青に変わる点)。 (e) 別に,硫酸 (0.5mol/l) 25mlをビーカー300mlに正しくとり,水で約100mlとした後,指示薬としてメチルレッド−メチレンブルー溶液約0.2mlを加え,1mol/l水酸化ナトリウム溶液で滴定する[終点の液の色は, (d)と同じ点]。 (5) 計算 濃度は,次の式によって計算し,JIS Z 8401によって規格値のけたに丸める。
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