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JIS F2623
  • JIS F2623:1990 pdfダウンロード。小形船用簡易船側歩み板 Wharf Ladders for Small Ships 1. 適用範囲 この規格は,小形船に用いるアルミニウム合金製簡易船側歩み板(以下,歩み板という。)について規定する。ただし,旅客用及び重量物の運搬用のもの並びに分割式のものには適用しない。 備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって規格値である。 引用規格: JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 JIS G 4303 ステンレス鋼棒 JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材 JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物 2. 種類 歩み板の種類は,長さ及び幅によって区分し,表1のとおりとする。 3. 性能 歩み板は,次の性能をもたなければならない。 (1) 強度 歩み板は,その両端を支持し,長さ方向1 mごとに735N {75kgf} の等分布荷重,又は長さの中央に1 470N {150kgf} の集中荷重をかけたとき生じる応力が,それぞれ歩み板本体材料の耐力の21以下であること。 また,そのときの歩み板の長さの中央における最大たわみは,歩み板の長さの751以下であること。 (2) 浮力 歩み板は,水中に没しない程度の浮力をもつこと。 (3) 外観 歩み板は,きず,めっき不良,部品のぐらつきなど使用上有害な欠陥がなく,ローラは,円滑に作動すること。 4. 構造,形状及び寸法 歩み板の構造,形状及び寸法は,付図1〜4によるほか,次による。 (1) 歩み板本体は,押出形材を溶接で接合する構造とし,一部はボルト締めとする。 (2) アルミニウム合金製部と鋼製部との接触面には,絶縁物を挿入する。 (3) 手すりは片側に設け,手すり索はすべて直径16〜22mmの繊維製ロープとする。 なお,必要がある場合は,手すり索は被覆材で覆う。 (4) 鋼製部品には,すべて亜鉛めっきを施す。 5. 材料 歩み板の材料は,表2のもの,又はこれらと同等以上の品質をもつものとする。
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