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JIS B9941
  • JIS B9941:1987 pdfダウンロード。沈降分離装置の試験方法 Testing Methods of Precipitation Equipments 1. 適用範囲 この規格は,廃水又は汚泥中の固形物及び懸濁物質を重力によって沈降分離除去又は濃縮するため,その状態で沈降を行わせる沈砂池,自然沈殿池及び廃水又は汚泥に凝集剤,凝集助剤を加えて懸濁物質を凝集させ,粒子の沈降性を改善させたり,沈降スラッジと接触させて,沈降性を向上させる凝集沈降装置,濃縮装置などの使用状態における性能を把握するために必要な試験項目及び試験方法について規定する。 引用規格: JIS B 8530 公害防止装置用語 JIS K 0094 工業用水・工場排水の試料採取方法 JIS K 0102 工場排水試験方法 JIS Z 8761 フロート形面積流量計による流量測定方法 JIS Z 8762 絞り機構による流量測定方法 JIS Z 8763 ベンチュリ管による流量測定方法 JIS Z 8764 電磁流量計による流量測定方法 JIS Z 8765 タービン流量計による流量測定方法2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 8530(公害防止装置用語),JIS K 0102(工場排水試験方法)及びJIS K 0094(工業用水・工場排水の試料採取方法)による。 3. 沈降分離装置の試験項目 沈降分離装置の試験に必要な項目は,次の中から選定する。 (1) 沈降分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の温度 (2) 沈降分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の流量 (3) 沈降分離装置の入口の廃水及び出口の処理水の水質 (4) 沈降分離装置の水面積負荷 (5) 沈降分離装置のいつ (溢) 流負荷 (6) 凝集沈降分離装置の廃水処理薬品の組成,濃度及び使用量 (7) 沈降分離装置における固形物及び懸濁物質の粒度分布 (8) 沈降分離装置の発生汚泥の量及び含水率 (9) 沈降分離装置の動力消費量 4. 沈降分離装置の試験方法通則 3.に規定する各項目の試験は,原則として沈降分離装置の各構成機器が正常に作動し,廃水の状態が安定したときを選んで行う。 また,廃水に周期性があれば少なくともその一周期より長い期間にわたって試験を行う。 なお,各試験項目の試験は原則としてそれぞれ同時刻ごとに行う。 5. 沈降分離装置の試験方法 5.1 廃水及び処理水の温度の測定方法 廃水及び処理水の温度は,各測定点においてJIS K 0102の7.2水温の規定によって測定する。 5.2 廃水及び処理水の流量の測定方法 廃水及び処理水の流量は,JIS K 0094の8.流量の測定,JIS Z 8761(フロート形面積流量計による流量測定方法),JIS Z 8762(絞り機構による流量測定方法),JIS Z 8763(ベンチュリ管による流量測定方法),JIS Z 8764(電磁流量計による流量測定方法)又はJIS...
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