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JIS B9654
  • JIS B9654:1988 pdfダウンロード。水産加工機械の安全及び衛生に関する設計要求事項 Requirements for safety and hygiene of marine product machinery 1 適用範囲 1.1 この規格は,水産加工機械及びその附属装置(以下,水産加工機械という。)に限定した特定の安全・衛生設計のための要求事項であり,JIS B 9650-1,JIS B 9650-2,JIS B 9700及びJIS B 9960-1に規定する要求事項の拡張が必要な事項について規定する。 1.2 この規格は,動力,加熱及び制御に何らかのエネルギーを使用し,商用の食料品又はその原料を量産する工場などの作業場所で使用する水産加工機械に適用する。ただし,家庭,レストランなどのちゅう(厨)房で使用する水産加工機械には適用しない。 1.3 水産加工機械とは,魚介類の身おろし,採肉,混合,かくはん(撹拌)及び成形をするもので,水産製品に調理加工するための一般的な製造工程に多く使用する機械をいう。この規格では,これらの機械のうち魚肉採取機,サイレントカッタ,ボールカッタ,成形機,バンドソー及び切断機についての詳細な要求事項を規定する。 また,この規格で扱わないその他の水産加工機械は,JIS B 9650-1及びJIS B 9650-2に規定する要求事項に基づいてリスク低減を行う。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 9650-1 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第1部:安全設計基準 JIS B 9650-2 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第2部:衛生設計基準 JIS B 9700 機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減 JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止−設計原則 JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部:設計のための一般原則 JIS B 9710 機械類の安全性−ガードと共同するインタロック装置−設計及び選択のための原則 JIS B 9712 機械類の安全性−両手操作制御装置−機能的側面及び設計原則 JIS B 9713-3 機械類の安全性−機械類への常設接近手段−第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵) JIS B 9716 機械類の安全性−ガード−固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項 JIS B 9718 機械類の安全性−危険区域に上肢及び下肢が到達することを防止するための安全距離 JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部:一般要求事項 JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード) 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9650-1,JIS B 9650-2及びJIS B 9700によるほか,次による。 3.1 魚肉採取機 魚の頭部及び内臓を除去したドレス状魚体から骨,皮,うろこ(鱗)などを分離して,魚肉を採取する機械。 3.2 成形機 魚肉すり(摺)身を一定量ずつ型込み又は押し出して,球状,丸棒状,角棒状,平丸状,平角状などに成形する機械。 3.3...
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  • JIS B9654:2017 pdfダウンロード。機械式駐車設備の安全要求事項 Safety requirements for mechanical parking systems 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 9700によるほか,次による。 3.1 機械式駐車場 駐車する自動車などのための,道路を境界とする車路と機械式駐車設備とを含む領域,及び管理室,発券機,料金計算機,入出庫管制装置などの関連する諸設備を含む総称。 注記1 機械式駐車場(3.1),機械式駐車設備(3.2)及び機械式駐車装置(3.3)の概念図を,附属書Aに示す。 注記2 自動車などとは,四輪自動車及び自動二輪車をいう。 3.2 機械式駐車設備 機械式駐車装置,外囲い及び前庭を含む構築物の総称。ただし,条件によっては,外囲いを設けない機械式駐車設備がある。 機械式駐車装置が作動するときに外部(主に操作する場所)から見えない,見にくい(例えば,数mmの細かな目開きの囲いの面),聴音しにくい(例えば,透明アクリル板)などの構造のものであれば閉鎖型の機械式駐車設備であり,それに該当しないものは開放型の機械式駐車設備である。 3.3 機械式駐車装置 自動車などを入出庫するための乗降領域及び駐車するための駐車領域をもつ構築物の一部を構成する装置であって,循環装置,搬送装置,旋回装置などから構成し,入庫を終えてから出庫するまでの間は人が介在することなく,自動車などを駐車及び搬送する機械の総称。 代表的な機械式駐車装置の方式を,附属書Bに示す。 3.4 外囲い 機械式駐車装置を外部から隔離するために設ける,壁,フェンスなどの固定の囲い,及びそこに組み込む出入口扉,人用扉などの扉。外囲いには,駐車・搬送領域と外部とを区画するものと,乗降領域と外部とを区画するものとがある。 3.5 駐車領域 駐車の用に供する空間の全域。 3.6 搬送領域 搬器,自動車などを,乗降領域から駐車位置まで搬送するための空間。 3.7 駐車・搬送領域 駐車領域及び搬送領域を総称した領域。 3.8 乗降領域 搬器が停止状態であるときに,利用者が自動車などの入出庫を行う領域。機械式駐車装置が作動するときには,この領域の一部が搬送領域又は駐車領域となる。 3.9 駐車室 自動車などを格納するための空間又は場所。 3.10 前庭 入庫のための自動車などが待機する,出庫した自動車などが待機する,及び利用者が入出庫待ちする乗降領域に接した領域。 3.11 自動車の通過部分 入出庫の自動車の全部又は一部が通過する,前庭と乗降領域との境界から搬器上の停車位置までの範囲。 3.12 搬器 機械式駐車装置の自動車などを載せる部分。搬送装置と一体のものと,搬送装置から分離されるものとがある。 3.13 昇降搬送装置 搬器,自動車などの格納及び取出しで,垂直方向に搬送する装置。 なお,昇降搬器が搬器と搬器を搭載する装置とに分離されるものでは,搬器を搭載する装置部分だけを昇降台という。 3.14 水平搬送装置 搬器,自動車などの格納及び取出しで,水平方向に搬送する装置。必要な場合は,搬器の長さ方向に搬送する縦行搬送装置と幅方向に搬送する横行搬送装置とに細分する。
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