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JIS B1087
  • JIS B1087:2004 pdfダウンロード。ブラインドリベット ― 機械的試験 Blind rivets―Mechanical testing 1. 適用範囲 この規格は,10〜35 ℃の環境温度で実施するブラインドリベット(以下,リベットという。)の機械的試験の方法について規定し,次の試験を包含する。 − せん断試験(3. 参照) − 引張試験(3. 参照) − マンドレル頭部の保持性能試験(4. 参照) − 装着前のマンドレルの耐プッシュアウト力試験(5. 参照) − マンドレル破断荷重試験(6. 参照) 機械的試験は,呼び径が6.4 mm以下のリベットに適用する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 14589:2000,Blind rivets―Mechanical testing (IDT) 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7721 引張・圧縮試験機―力計測系の校正・検証方法 備考 ISO 7500-1:1999 Metallic materials−Verification of static uniaxial testing machines−Part 1:Tension/compression testing machines−Verification and calibration of the force measuring systemからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 3. せん断試験及び引張試験 3.1 せん断試験及び引張試験の原理 試験は,せん断荷重又は引張荷重を作用させて,試験用取付具に装着されたリベットを破断にまで至らせることによって行う。 3.2 せん断試験用及び引張試験用取付具 両方の試験方法のそれぞれに対して,二つの取付具を規定する。3.2.1.1及び3.2.2.1に規定する取付具は,日常試験に用いてもよい。3.2.1.2及び3.2.2.2に規定する取付具は,日常試験に用いてもよいが,疑義が生じた場合,判定のために行う試験(判定試験)用となるものである。 3.2.1 せん断試験用取付具 3.2.1.1 日常せん断試験 基本寸法は,図1による。 試験用板は,鋼製で,420 HV30以上の硬さをもつものとする。負荷時のゆがみの影響を最小限にするために,鋼製ボルトを用いて,試験用板を試験機に適切に取り付けるのがよい。 供試リベットを挿入する試験用すき間穴が,円形でなくなったとき,磨耗や損傷の兆候を示したとき及び表2に規定する最大直径より大きくなったときには,その試験用板を廃棄する。 板の厚さ及び試験用すき間穴の直径は,3.2.3による。
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