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JIS A5362
  • JIS A5362:2016 pdfダウンロード。プレキャストコンクリート製品− 要求性能とその照査方法 Precast concrete products- Required performance and methods of verification 1 適用範囲 この規格は,プレキャストコンクリート製品(以下,製品という。)の要求性能1)及びその照査方法に関する一般的事項について規定する。ただし,日本工業規格が別途定められている建築用コンクリート製品には,この規格は適用しない。 なお,技術的に重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに記載する。 注1) 構造物における製品の使われ方は,製品がそのまま構造物となるもの,製品が構造物の一部をなすもの,製品を複数組み合わせて構造物とするものなど,多様である。したがって,製品は,構造物の性能が十分に発揮できるよう構造物における使われ方に応じて要求性能が定められる。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 0203 コンクリート用語 JIS A 5363 プレキャストコンクリート製品−性能試験方法通則 JIS A 5371 プレキャスト無筋コンクリート製品 JIS A 5372 プレキャスト鉄筋コンクリート製品 JIS A 5373 プレキャストプレストレストコンクリート製品 3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS A 0203によるほか,次による。 3.1 品質 構造物又は製品に備わっている特性の集まりが,要求される性能を満たす程度。 3.2 性能 構造物又は製品が,その目的や機能を発揮する能力。 3.3 作用 構造物又は製品に対する荷重,及び材料特性に経時変化をもたらす全ての働き。 3.4 使用性 構造物又は製品が,要求される機能を満足し,快適に使用できる性能。 3.5 安全性 設計上想定される荷重によって,製品及び構造物が破壊しない,又は所定の機能を失わない性能。 3.6 耐震性 構造物の地震時及び地震後の安全性,使用性並びに地震後の復旧性を総合的に満足する性能。 3.7 一体性 設計上想定される荷重などによって構造物の形状が損なわれず,所定の機能を維持できる性能。 3.8 施工性 製品に有害な変状を生じることなく,作業を安全かつ容易に行うことができる性能。 3.9 性能照査 製品が要求される性能を満たしていることを,設計図書,性能試験又は実績のうちの適切な方法で定量的に判定すること。 4 要求性能 購入者は,表1の中から構造物及び製品の要求性能を選定する。 注記 JIS A 5371,JIS A 5372及びJIS A 5373の推奨仕様で規定する製品の性能は,一般的な環境で標準的な荷重作用に対して設定されている。
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