Location: Home > JIS A1405-2
JIS A1405-2
  • JIS A1405-2:2007 pdfダウンロード。音響管による吸音率及びインピーダンスの測定- 第 2 部: 伝達関数法 Acoustics- Determination of sound absorption coefficient and impedance in impedance tubes- Part 2: Transfer-function method 1. 適用範囲 この規格は, 吸音材の垂直入射吸音率の測定に必要な, 音響管, 二つのマイクロホン位置 及びデジタル周波数分析システムの使用方法について規定する。 この規格は, 吸音材表面の比音響インピ ーダンス又は比音響アドミタンスの測定にも適用できる。 吸音材料の比音響インピーダンスは, その物理 的性質( 例えば, 流れ抵抗, 空げき率, 弾性及びかさ密度) と関係があるので, この規格による測定は基 礎研究及び製品開発に適している。 この規格は, 一端に音源が他端に試験体が取り付けられた音響管を使う点では JIS A 1405-1 において規 定される試験方法と類似しているが, 測定方法は異なる。 この規格では, 音源によって管内に平面波を励 起し, 壁取付けのマイクロホン又は管内移動マイクロホンによって二つの固定位置間の複素音圧伝達関数 測定を行って入射波成分と反射波成分とを分解する。 この両成分から垂直入射吸音率及び吸音材の比音響 インピーダンスが計算される。 この規格の目的は, JIS A 1405-1 に対してその代替となり, しかも, 通常, はるかに高速な手法を提供することである。 JIS A 1409 による残響室法吸音率測定とこの測定方法とを比較すると, その特質において, 幾らか相違 点がある。 残響室法は( 理想的な条件の下で) 拡散入射に対する吸音率を測定する方法であり, 横方向及 び垂直方向に不均質な構造をもつ試験体にも適用できる。 しかしながら, 残響室法はかなり大きい試験体 を必要とするので,研究開発作業で吸音材の小試料しか入手できない場合には適用しにく い。 音響管法は, 垂直入射の場合のパラメトリ ックスタディ にその利用が限定されるが, 音響管の横断面と同じ大きさの試 料があれば測定を行うことができる。 局所作用性の材料であれば, 拡散入射吸音率は, 音響管法による測 定結果から推定することができる。 音響管法( 垂直入射) による試験結果の統計吸音率への変換について は, 附属書 F を参照する。 備考 この規格の対応国際規格を,...
    09-25