JIS A6921:2014 pdfダウンロード
JIS A6921:2014 pdfダウンロード。壁紙 Wallpaper and wallcoverings for decorative finish
1 適用範囲
この規格は,主に建築物の壁,天井などの内装仕上げとして張り付ける壁紙について規定する。 なお,ここでいう壁紙とは,紙,繊維,無機質材(金属はくを含む。),プラスチック(塩化ビニル樹脂,エチレン酢酸ビニル共重合樹脂,アクリル樹脂など)及びそれらを組み合わせた壁装用の製品をいう。 この規格は,あらかじめ接着剤,粘着剤などを塗布した壁紙も適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 6922 壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤
JIS K 7362 プラスチック−アンダーグラス屋外暴露,直接屋外暴露又は実験室光源による暴露後の色変化及び特性変化の測定方法
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS L 0805 汚染用グレースケール
JIS L 0842 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS P 8113 紙及び板紙−引張特性の試験方法−第2部:定速伸張法
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示
JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 日本農林規格(JAS)合板
3 品質
3.1 外観 壁紙には,使用上の実用性を損なう外観上の色むら,きず,しわ,気泡,異物の混入,布目曲がり,柄ずれなどがあってはならない。ただし,装飾上これらを施したものは除く。
3.2 性能 壁紙は箇条6によって試験したとき,表1の性能に適合しなければならない。
4 寸法
4.1 有効幅 壁紙の幅は,有効幅1)で表示する。有効幅は通常520 mm,920 mm及び460 mmとする。
注1) 有効幅とは,施工可能な幅をいう。また,柄合わせをするものは,柄合わせ施工の有効幅をいう。
4.2 有効長さ 壁紙の長さは,有効長さ2)で表示する。 注2) 有効長さとは,施工可能な長さをいう。
5 材料 壁紙を製造するに当たっては,製品の特性,使用時及び廃棄を考慮して,材料を選択する。
6 試験
6.1 試験の一般条件 試験は特に規定しない限り,JIS Z 8703に規定する常温常湿状態[温度20±15 ℃,相対湿度(65±20)%]で行う。
6.2 試験片の採取方法 試験片は,表2に示す大きさで採取する(図1参照)。ただし,色相,材料構成などが製品の部分によって異なる場合は,それぞれの部分から採取する。
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