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JIS D0006:1986 pdfダウンロード

JIS 10-15
JIS D0006:1986 pdfダウンロード

JIS D0006:1986 pdfダウンロード。土工機械−機関−第1部:ネット出力試験方法 Earth-moving machinery-Engines-Part 1: Test code for net power
1 適用範囲
この規格は,JIS A 8308に規定した土工機械を駆動する内燃機関のネット出力試験方法について規定する。この規格は,土工機械の使用者にネット出力値を公表する標準的な方法を定めることを意図している。 この規格は,次の機関に適用する。
a) 往復動内燃機関(火花点火機関又は圧縮点火機関)。ただし,自由ピストン機関は除く。
b) ロータリーエンジン。 これらの機関は,無過給機関又は機械式過給器若しくはターボ過給器を用いた過給機関である。
注記1 この規格は,(共通規格JIS B 8003の周辺規格として)JIS B 8004の類似規格である。
JIS B 8004との主な違いは,試験のときに特定の冷却装置及び過給器の補機(冷却ファン)を装着するか否かという点である。装置及び補機の使用する動力をJIS B 8004の機関定格出力から試験又は計算方法によって差し引くことが可能である。
JIS B 8004の出力に基づいて,この規格のネット出力を算出する方法を,附属書Aに示す。試験及び計算のいずれの方法もこの規格に適合する。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9249:2007,Earth-moving machinery−Engine test code−Net power(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8308 土工機械−基本機種−用語 注記 対応国際規格:ISO 6165,Earth-moving machinery−Basic types−Identification and terms and definitions(MOD)
JIS B 8003:2005 内燃機関−機関出力の決定方法及び測定方法−共通要求事項 注記 対応国際規格:ISO 15550:2002,Internal combustion engines−Determination and method for the measurement of engine power−General requirements(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 8003:2005によるほか,次による。
3.1 呼び機関回転速度(declared engine speed) 呼び出力に対応する機関回転速度。
注記 一部用途では,呼び機関回転速度を“定格回転速度”と呼ぶこともある。 [JIS B 8003:2005の定義3.2.4]
3.2 呼び出力(declared power) 機関が与えられた条件の下で出すことができる,機関製造業者によって呼称された出力値。
注記 一部用途では,呼び出力を“定格出力”と呼ぶこともある。 [JIS B 8003:2005の定義3.3.1]
3.3 機関調整(engine adjustment) 異なった大気条件に適合して調整された出力が出せるように,機関を変更する物理的手段。例えば,燃料噴射ポンプの制限装置を動かすか,排気ターボ過給器のマッチングを変えるか,燃料噴射ポンプの噴射時期を変えるか,又は他の物理的変更。
注記 一度変更が加えられた場合は,その機関は調整された機関である。 [JIS B 8003:2005の定義3.2.1]
3.4 機関回転速度(engine speed) 単位時間におけるクランク軸の回転数。 [JIS B 0108-1の10.2.1参照]
3.5 燃料供給量(fuel delivery) 一作業サイクル中に燃料噴射装置から供給される燃料の体積(質量)の測定値。 [JIS B 8003:2005の定義3.4.2]
3.6 負荷(load) 機関の被駆動装置によって機関に要求される出力又はトルクの大きさ。通常呼び出力又はトルクの割合として表される。 機関の被駆動装置によって機関に要求される出力又はトルクの大きさを表す一般的用語であり,通常呼び出力又はトルクの割合として表される。 注記 “負荷”という用語は,物理的には一義的でなく避けた方がよい。数値を示すためには“負荷”ではなく“出力”又は“トルク”という用語を用い,回転速度とともに示すことが望ましい。 [JIS B 8003:2005の定義3.3.11]

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