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JIS K1353:1986 pdfダウンロード

JIS 10-15
JIS K1353:1986 pdfダウンロード

JIS K1353:1986 pdfダウンロード。乳酸 Lactic Acid CH3・CH (OH) ・COOH FW : 90.08
1. 適用範囲 この規格は,工業薬品としての乳酸について規定する。
2. 種 類 乳酸の種類は,75%乳酸,50%乳酸及び40%乳酸の3種類とする。 3. 品 質 乳酸の品質は,4.によって試験し,次の表の規定に適合しなければならない。
4. 試験方法 4.1 試料採取方法 試料採取方法は,JIS K 1322(硫酸試験方法)の5.3(1)による。
4.2 一般事項 試験において共通する一般事項は,JIS K 0050(化学分析方法通則)による。
4.3 外観及びにおい 試料5mlを内径15mmの試験管に取り上方から調べる。
4.4 確認試験 試料にJIS K 8247[過マンガン酸カリウム(試薬)]に規定する過マンガン酸カリウムを用いて調製した過マンガン酸カリウム溶液 (0.3%) を加え,加熱するとき生じるアセトアルデヒドのにおいの有無を確認する。
4.5 塩 化 物 試料1mlを水に溶かして100mlとし,その10mlにJIS K 8541[硝酸(試薬)]に規定する硝酸を用いて調製した硝酸 (10%) 2滴及びJIS K 8550[硝酸銀(試薬)]に規定する硝酸銀を用いて調製した硝酸銀溶液 (1.7%) 1mlを加える。
4.6 硫 酸 塩 75%乳酸及び50%乳酸の場合は試料1mlを水に溶かして100mlとし,40%乳酸の場合は試料1mlを水に溶かして500mlとし,その10mlにJIS K 8180[塩酸(試薬)]に規定する塩酸2滴及びJIS K 8155[塩化バリウム(試薬)]に規定する塩化バリウムを用いて調製した塩化バリウム溶液 (12%) 1mlを加える。
4.7 重 金 属 重金属は,次のとおりとする。
(1) 試 薬
(a) フェノールフタレイン溶液 (1%) JIS K 8001(試薬試験方法通則)の4.3(1)による。
(b) アンモニア水 (10%) JIS K 8085[アンモニア水(試薬)]に規定するアンモニア水(含量25〜28%)を用いて調製したもの。
(c) 塩酸 (10%) JIS K 8180に規定する塩酸を用いて調製したもの。
(d) 硫化水素水 JIS K 8001の4.1による。
(e) 硫化ナトリウム溶液 JIS K 8001の4.1による。
(f) 鉛標準原液 (0.1mgPb/ml) JIS K 8563[硝酸鉛(試薬)]に規定する硝酸鉛159.8mgを0.1mgまで量り取り,JIS K 8541に規定する硝酸(約70%)1mlを加えた水100mlに溶解し,更に水を加えて1lとする。本液の調製及び保存は,可溶性鉛塩を含まないガラス容器とする。
(g) 鉛標準液 (0.01mgPb/ml) 鉛標準原液10mlを全量ピペットを用いて量り取り,水を加えて100mlとしたもの。本液は,使用するときに調製する。
(2) 器 具 ネスラー管 JIS K 8001の図2のもの。
(3) 操 作 試料2gをネスラー管 (A) に量り取り,水10mlを加えた後,フェノールフタレイン溶液 (1%) 1滴を加え,微紅色になるまでアンモニア水 (10%) を滴加し,更に塩酸 (10%) 2.5ml及び水を加えて25mlとする。別に,鉛標準液2mlを全量ピペットを用いてネスラー管
(B) に量り取り,塩酸 (10%) 2.5ml及び水を加えて25mlとする。A,B両管にそれぞれ水10ml及び硫化水素水10mlずつを加えて混和し,10分間放置するか,又はA,B両管にそれぞれ水10ml及び硫化ナトリウム溶液2滴ずつを加えて混和し,2分間放置した後,管を白紙上に置き管の上部から液をとおして観察したとき,Aの溶液の色が,Bの溶液の色より暗くないとき,0.001%以下とする。
4.8 鉄 75%乳酸及び50%乳酸の場合は試料1mlを水に溶かして5mlとし,40%乳酸の場合は試料1mlを水に溶かして100mlとし,その5mlを塩酸酸性とし,JIS K 8802[フェロシアン化カリウム(試薬)]に規定するフェロシアン化カリウムを用いて調製したフェロシアン化カリウム溶液 (10%) を2,3滴加える。
4.9 カルシウム 75%乳酸及び50%乳酸の場合は,試料1mlを水に溶かして10mlとし,その5mlにJIS K 8001の4.1に規定するしゅう酸アンモニウム溶液 (4%) を2,3滴加え,40%乳酸の場合は試料1mlを水に溶かして200mlとし,その5mlにしゅう酸アンモニウム溶液 (4%) を0.5ml加える。
4.10 糖 類 試料5滴をJIS K 8001の4.1に規定するフェーリング溶液を約100℃に加熱した熱フェーリング溶液10mlに加える。

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