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JIS H1111:1989 pdfダウンロード

JIS 10-11
JIS H1111:1989  pdfダウンロード

JIS H1111:1989 pdfダウンロード。亜鉛地金分析方法 Methods for chemical analysis of zinc metal
1 適用範囲
この規格は,JIS H 2107(亜鉛地金)に規定された鉛,鉄,カドミウム,すず,銅及びアルミニウムの定量について規定する。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。 この規格の利用者は,各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 714:1975,Zinc−Determination of iron content−Photometric method ISO 3815-2:2005,Zinc and zinc alloys−Part 2: Analysis by inductively coupled plasma optical emission spectrometry(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0301 非鉄金属地金のサンプリング,試料調製及び分析検査通則
JIS H 2107 亜鉛地金
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 一般事項 分析に共通な一般事項は,JIS K 0050,JIS K 0115,JIS K 0116及びJIS K 0121による。
4 分析用試料の採り方,取扱い方及びはかり方
4.1 試料の採り方 試料の採り方は,次による。
a) 試料の採り方は,通常,JIS H 0301による。ただし,きりによって削り取った試料は,布などで刃の表面を拭き取り清浄としたはさみなどを用いて約5 mm以下に切断する。
b) 試料の採り方が,上記の規定によることができない場合には,受渡当事者間の協議によって定める。
4.2 試料の取扱い方 試料の取扱い方は,次による。
a) 分析用試料は,異物などによる汚染を防止するため,適切な蓋付きガラス容器などに入れて,密栓して保存する。
b) 分析用試料は,その表面に油などが付着しているおそれがある場合は,あらかじめエタノール,アセトンなどで洗浄して乾燥する。 4.3 試料のはかり方 試料のはかり方は,次による。
a) 分析用試料のはかりとりは,平均組成を代表するように注意しなければならない。
b) 分析用試料のはかりとりは,精密天びんを用いる。
5 分析値のまとめ方 5.1 分析回数 同一分析所において2回の併行分析を行う。 なお,分析回数は,次のいずれかによって増減することができる。
a) 各分析所の設備,作業者の力量,過去の統計的な解析結果など
b) 当事者間の協定 5.2 分析値の表示 分析値は,質量分率で表し,指定がある場合を除きJIS H 2107に規定された数値の有効最小位の次の桁まで算出し,JIS Z 8401の規則Aによって丸める。
6 鉛定量方法 6.1 定量方法の区分 鉛の定量方法は,次のいずれかによる。
a) 原子吸光分析法 この方法は,鉛含有率0.001 %(質量分率)以上2.0 %(質量分率)以下の試料に適用する。
b) ICP発光分光分析法 この方法は,鉛含有率0.000 5 %(質量分率)以上2.0 %(質量分率)以下の試料に適用する。
c) 水酸化鉄共沈分離原子吸光分析法 この方法は,鉛含有率0.000 1 %(質量分率)以上0.02 %(質量分率)以下の試料に適用する

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